研究課題/領域番号 |
21K00700
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 渉 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (60549640)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 筆記訂正フィードバック / フィードバック処理の認知 / フィードバック処理の感情 / 書き直し / 新作文 / 言語項目 / 直接訂正 / 第二言語習得 / フィードバック処理の情意 / 正確さ / フィードバック / 環境要因 / 学習者要因 / 学習者内要因 / 学習者外要因 / 振り返り / 誤り |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大学生、小・中・高等学校の学習者を対象とし、フィードバックの効果とそれに影響を及ぼす要因の解明に関するものである。具体的には、学習者内要因(習熟度、不安、適性等)や学習者外要因(フィードバックの種類、文法項目等)がフィードバックの効果をどの程度説明できるのかを解明する。その際、当該分野で用いられてこなかった研究手法(重回帰分析等)を用いる。最後に、教師がフィードバックを与える際に考慮しなければならない点を整理し、小・中・高等学校及び大学等の外国語教師と共有する。
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研究成果の概要 |
筆記訂正フィードバックは第二言語作文の正確さを向上させる効果があるとされ、約30年間の研究によりその有効性が徐々に認識されています。このフィードバックの効果には様々な要因が影響を与えることが分かっており、それには筆記訂正フィードバックの種類や目標言語項目の種類、作文の形式、書き直しの有無などの外部要因と、学習者の習熟度や不安感などの内部要因が含まれます。本研究では、特に直接的な筆記訂正の効果が、言語項目や学習者がフィードバック処理時に考えたことや感じたことに、関連していることが示されました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、第二言語作文における筆記訂正フィードバックの効果と、その影響を受ける要因を探求しています。本研究を通して、筆記訂正フィードバックは一般に作文の正確さを向上させますが、その効果は言語項目の種類やフィードバック処理時の学習者の感情や認知によって変わる可能性があることを示唆している点に学術的な意義があります。本研究を通して、教師は筆記訂正フィードバックを行う際にはどの項目にフィードバックするのか、学習者の感情や認知に寄り添うサポートが重要であることを示唆してる点が社会的意義になります。
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