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小学校教員養成から教員研修へとつなげる小学校英語指導者育成プログラムの開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K00712
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関聖学院大学

研究代表者

東 仁美  聖学院大学, 人文学部, 教授 (40406541)

研究分担者 小川 隆夫  聖学院大学, 人文学部, 特任教授 (10895957)
ROWLAND ROBERT  聖学院大学, 人文学部, 准教授 (20866842)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード教員養成 / 英語力 / 外国語(英語)コア・カリキュラム / 指導への不安 / 教育実習 / 初任者研修 / 教員研修 / 小学校外国語科
研究開始時の研究の概要

中学年外国語活動の必修化、高学年外国語科の教科化に伴い、指導を充実するためには教員養成・教員研修における一貫した指導者養成プログラムを確立することが必要だと考えるが、これまで養成と研修は別分野として扱われてきた。本研究では、(a)小学校教員養成課程の外国語科カリキュラムの検証 (b)教育実習での外国語指導の検証 (c)初年次教員の指導状況調査 (d)初年次教員対象の研修プログラムの開発を骨子とする。本研究を通して、大学の教員養成課程から教員1年目までの教員養成・教員研修の体系的なプログラムを構築する。

研究実績の概要

2021年度から取り組んできた小学校教員養成課程の学生対象の英語授業力テストを改良し、子ども教育学科3年生を対象としてテストを実施した。テスト結果の分析から養成課程での指導に改善を加えてきた。授業力テストの結果分析については、7月に小学校英語教育学会全国大会で研究発表をした。
2022年度に視察した韓国教員養成大学の報告を7月の日本児童英語教育学会全国大会で発表した。2023年度は台湾教員養成大学、附属小学校・中学校の視察を行った。国立台中教育大学の授業見学、担当教員へのインタビューを通して、教員養成課程の学生の意識や英語力の高さ、充実したカリキュラムを確認することができた。東アジアの小学校教員養成課程における英語科指導法の比較については、2024年度に学会発表をする予定である。
教員養成課程での取り組みの1つとして、遠隔地の小学校との英語でのオンライン交流を行ったが、その報告を10月の日本児童英語教育学会秋季大会で行った。
2021年度、2022年度に引き続き、卒業予定者対象に着任前直前研修を実施し、指導法の授業内でなかなか取り組むことが難しいALTとのティーム・ティーチングについてワークショップ形式で研修を行った。4月から小学校教員として外国語教育に関わる卒業生にとってALTとの英語でのやり取りが大きな課題であることがわかった。
2023年度に予定していた卒業生の授業見学や他大学での教育実習指導の視察については、研究代表者の病気療養のため、1年延期することになった。2024年度には小学校教員養成課程での教育実習の指導に関する検証、小学校外国語教育における初任者研修の検証を行い、研究のまとめをしていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

小学校教員養成課程での英語授業力テストや東アジア諸国の小学校教員養成課程の視察は計画通り進めることができ、学会発表も年間3回行うことができた。
他大学の教育実習視察や卒業生の授業見学、初任者研修の検証については、2023年度中に予定通りに研究を進めることができなかった。

今後の研究の推進方策

小学校教員養成課程の学生対象に3年間実施してきた英語授業力テストは、最終年度である2024年度に集大成となる学会発表、論文執筆を行う。
東アジアの小学校教員養成課程視察は、今年度タイの視察を計画している。小学校英語教育が充実している韓国・台湾・タイの教員養成課程の視察を通して、日本の教員養成で得られる示唆をまとめ、学会発表・論文執筆を行う。
他大学の教育実習を視察して、勤務校での教育実習の事前事後指導の改善を試みる。また、初任者研修の実態を調査することを通して、教員養成から教員研修につながる指導者育成のプログラムを構築する。
研究最終年度にあたるため、研究の総括として11月にシンポジウムを開催し、一般に公開する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 小学校教員養成課程外国語指導法の改善に向けて ―韓国小学校教員養成の成果から得られる示唆-2023

    • 著者名/発表者名
      東仁美・小川隆夫・ロバートローランド・松崎奈穂
    • 学会等名
      日本児童英語教育学会(JASTEC) 第43回全国大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 小学校教員養成課程履修生に求められる実践的英語運用力 ―英語力テスト結果からの考察―2023

    • 著者名/発表者名
      東仁美・小川隆夫・ロバートローランド
    • 学会等名
      第23回小学校英語教育学会(JES)近畿・京都大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 小学生との英語でのオンライン交流 ―小学校教員養成課程での「先生になる」体験―2023

    • 著者名/発表者名
      東仁美・小川隆夫・ロバートローランド・松崎奈穂
    • 学会等名
      日本児童英語教育学会(JASTEC) 第43回秋季研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 外国語活動・外国語科の授業実践に必要な英語力の検証 ー小学校教員養成課程履修生対象の英語力テスト開発ー2022

    • 著者名/発表者名
      東仁美・小川隆夫・ロバートローランド
    • 学会等名
      第22回 小学校英語教育学会 四国・徳島大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 小学校外国語活動・外国語 とっておきの言語活動レシピ2021

    • 著者名/発表者名
      加藤拓由・狩野晶子・東仁美(編著)
    • 総ページ数
      120
    • 出版者
      明治図書出版
    • ISBN
      9784183455468
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 小学校英語 はじめる教科書 改訂版 外国語科・外国語活動指導者養成のために-コア・カリキュラムに沿って-2021

    • 著者名/発表者名
      小川隆夫・東仁美
    • 総ページ数
      204
    • 出版者
      mpi松香フォニックス
    • ISBN
      9784896437829
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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