研究課題/領域番号 |
21K00736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
片山 圭巳 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 准教授 (00582371)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 音素配列生起 / 音節構造 / 第二言語習得 / 音素配列生起制限 / 言語処理 / 第二言語学習者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本人英語学習者は英単語を聞き取るときに目的言語の音節構造を捉えて認識しているのか、あるいは、母語の音素配列の生起制限に従い、モーラを用いて認識いるのかを調査し、日本人母語話者のモーラ単位による言語処理仮説を検証したい。併せて、Bernard (2015)の研究をもとに、音節間をまたぐ子音の共起(CVC. CVC)も学習しているかどうかも調査したい。これまでの調査が主に英語母語話者を対象とされていたため、英語の音節構造とは異なった母語を持つ日本人英語学習者が、第二言語における音節構造の学習が可能なのかどうかを検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、日本人英語学習者は英単語を聞き取るときに目的言語の音節構造を捉えて認識しているのか、あるいは、母語の音素配列の生起制限に従い、モーラを用いて認識いるのかを調査し、日本人母語話者のモーラ単位による言語処理仮説を検証した。併せて、Bernard (2017)の研究をもとに、音節間をまたぐ子音の共起(CVC.CVC)も学習しているかどうかも調査した。2023年度は、2021年度および2022年度に行った研究成果を国際学会(20th International Congress of Phonetic Sciences, Prague)で発表し、研究者との情報交換を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究に係る、これまでの調査が英語母語話者を対象とされていたため、英語とは異なった言語体系を持つ日本語を母語とする聞き手が、どのように音節を認識し、学習していくのかに関しての研究は、言語学および言語処理理論においても意義があると考える。日本語母語話者が母語の音韻配列規則に従い、モーラを単位として音声言語(単語)を学習しているのかどうかを検証することで、学術的貢献を果たし、日本人英語学習者のリスニング教育へも応用することで教育現場への貢献ができると考える。
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