研究課題/領域番号 |
21K00748
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
牧野 眞貴 近畿大学, 法学部, 准教授 (90581174)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メタ認知 / リメディアル / 英語 / 振り返り学習 / 学習振り返り / リメディアル教育 / 英語教育 / 英語指導法 / 指導力 |
研究開始時の研究の概要 |
メタ認知の研究は数多くあるものの,英語リメディアル教育におけるメタ認知の研究は豊富とは言えない。むしろあまり例を見ないことより,英語リメディアル教育の研究に携わる研究者や教師がメタ認知に大きく注目していない,あるいはメタ認知の知識を十分に持ち合わせていないという可能性がある。そこで,学生だけではなく教師のサポートにもつながるメタ認知活性化に向けた英語指導法を開発する。
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研究成果の概要 |
メタ認知は学習力を高めるための重要な要素であり,メタ認知の育成により,自己の学習をモニタリングしたりコントロールする力が高まると考えられる。メタ認知と学習の振り返りには密接な関係があることより,本研究では英語リメディアル授業で振り返りシートを用いた振り返り学習を行い,学生の学習を振り返る力の強化を図った。毎回の授業の最後を振り返りの時間とし,(1)その日の授業内容,(2)授業でわからなかったことや間違ったこと,(3)授業で得た知識の3項目について記入させた。この結果,メタ認知の活性化には振り返り学習が有効であることが検証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの英語リメディアル教育では,学生の学習意欲を高める,あるいは英語学習に対する自己効力感を高める指導法についての研究が見られるものの,メタ認知についての研究は多いとは言えない。メタ認知が効果的に働くことにより学習力が大きく伸びるとされているが,自身のこれまでの研究ではリメディアル学生のメタ認知は低い傾向にある。従ってメタ認知を活性化する英語指導法の開発により,英語だけではなくリメディアル学生の学習力が伸びることに期待できる。リメディアル教育の質の向上はユニバーサルな課題であり,本研究結果を世界に向けて発信することは,リメディアル教育に貢献すると考えられる。
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