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オンライン学習プラットホームを使った持続可能な英語指導とユニバーサルな評価の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K00787
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関獨協大学 (2022-2023)
愛媛大学 (2021)

研究代表者

長崎 睦子  獨協大学, 外国語学部, 教授 (90406546)

研究分担者 折本 素  愛媛大学, 教育・学生支援機構, 教授 (20194649)
ARMITAGE KRISTIN  京都橘大学, 国際英語学部, 助教D (70765809)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード非言語コミュニケーション要素 / ルーブリック / スピーキング / 英語コミュニケーション / オンライン学習 / 非言語コミュニケーション(NVC)要素 / オンライン・リハーサル / ピア・レビュー
研究開始時の研究の概要

日本人大学生のグローバルな英語コミュニケーション能力の育成と,持続可能な英語学習を目指し,オンライン学習プラットフォームを用いたリハーサル (口頭練習) 法の開発・実践を行う。その実現のために,主に次のプロジェクトを実施する。
① オンライン学習プラットフォームFlipgridを用い,個人やペアでのリハーサルとピアフィードバックを有機的に結び付けた英語スピーチおよび対話能力を育成する学習指導法を実践する。
② 言語コミュニケーション要素だけではなく,ユニバーサルな非言語コミュニケーション (NVC) 要素も加味して,統合的な「英語スピーチと対話の評価ルーブリック」を作成し,発展改善する。

研究実績の概要

本研究の目的は、日本人大学生のグローバルな英語コミュニケーション能力の育成を目指し、オンライン動画投稿型学習プラットフォーム(Flip)を用いた新たなリハーサル (口頭練習) 法を開発し実践することである。このプロジェクトの3年目に相当する本年は(1)スピーチにおける非言語コミュニケーション要素を評価するルーブリックの開発、(2)Flipを用いたリハーサル法は学習者の非言語および言語コミュニケーション力を向上させるかを検証する教室研究を実施した。

具体的には、次のことを実施した。
①学習者の非言語コミュニケーション要素の使用とその評価に対する英語教師の考えや信念を明らかにするために、前年度に、英語教師53名(英語ネイティブ話者27名,英語ノン・ネイティブ話者26名)にアンケートと内6名にインタビューを実施していた。本年度は、そのデータを分析し考察した結果を論文にまとめ発表した。
②上記研究の結果を基に、スピーチにおける非言語コミュニケーション要素を評価するルーブリックを作成した。
③英語スピーキング・クラスを受講する国立大学1年生の計68名(2クラス)に、約5週間にわたってFlipを用いたリハーサル法とクラスメートの動画を見てコメントをするピア・フィードバックに取り組んでもらった。スピーチの事前・事後テストを実施し、リハーサルやピア・フィードバックを通して、スピーチにおける言語・非言語コミュニケーション・スキルがどのように発達したかを調査する教室研究を実施し、分析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は、オンライン動画投稿型学習プラットフォーム(Flip)を用いた新たなリハーサル (口頭練習) 法の開発・実践を目指しているが、3年目に予定していた内容をほぼ順調にすすめることができた。具体的には、2年目までの研究結果をもとに、スピーチにおける非言語コミュニケーション要素を評価するルーブリックを作成することができた。また、本プロジェクトの要である「Flipを用いたリハーサル法とピア・フィードバックは学習者の言語・非言語コミュニケーション力の向上に貢献するか」を検証する教室研究を実施し、問いに答えるために必要なデータを収集することができた。さらに、開発したルーブリックを使用して、学習者の非言語コミュニケーション要素の評価を無事行うことができた。

今後の研究の推進方策

本プロジェクトの最終年となる。そのため、本研究の要の問いである「オンライン動画投稿型学習プラットフォーム(Flip)を通したリハーサル法とピア・フィードバックは、学習者の言語・非言語コミュニケーション能力の向上に貢献するか」について、これまで収集したデータを基に分析、考察し、その結果を国際学会や論文にて発表する。また、本研究は実践的な内容であるため、4年間の研究を通して得られた示唆を基に、日本人大学生の英語スピーキング力向上に向け、Flipを用いたリハーサル法を効果的に用いる方法をワークショップなどを通して、広く提示していきたい。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件)

  • [雑誌論文] Teachers’ beliefs towards L2 learners’ use of non-verbal communication in speaking activitie2024

    • 著者名/発表者名
      Nagasaki, M., Armitage, K., and Orimoto, S.
    • 雑誌名

      Dokkyo Journal of Language Learning and Teaching

      巻: 12 ページ: 47-65

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] Effective feedback activities and resources in English writing classrooms2023

    • 著者名/発表者名
      Armitage, K.
    • 雑誌名

      Memoirs of Kyoto Tachibana University

      巻: 50 ページ: 45-64

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] How do oral rehearsals and peer-feedback affect monologic and dyadic English speaking tasks?2022

    • 著者名/発表者名
      Nagasaki, M., Armitage, K., & Orimoto, S.
    • 雑誌名

      大学教育実践ジャーナル

      巻: 21 ページ: 1-10

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Improving communicative competence through verbal and non-verbal modalities2024

    • 著者名/発表者名
      Nagasaki, M., and Armitage, K. (will be presented)
    • 学会等名
      The 63rd JACET International Convention
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Creating a rubric for assessing non-verbal communication. The 57th RELC International Conference. 口頭発表資料2023

    • 著者名/発表者名
      Nagasaki, M., Orimoto, S., and Armitage, K.
    • 学会等名
      57th RELC International Conference, Singapore
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Attempting to evaluate and improve non-verbal communication skills using an online platform2022

    • 著者名/発表者名
      Nagasaki, M., Orimoto, S., & Armitage, K.
    • 学会等名
      56th RELC International Conference, Online
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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