研究課題/領域番号 |
21K00864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 国際日本文化研究センター |
研究代表者 |
倉本 一宏 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (80215053)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 古記録 / 日記 / 平安時代 / 天皇 / 御記 / 史料 / 摂関政治 |
研究開始時の研究の概要 |
平安時代の漢文日記である古記録の中で、宇多・醍醐・村上という三人の天皇によって記録された、三代御記(三代天皇御記)について、他書に引用されて残された逸文の史料的価値を検討する。 そして三代御記の逸文である可能性があるものについて、精確な本文を確定し、その訓読文を作成して、テキスト・データベースとしてアーカイブス化することによって、内外の研究者・国民の利用における便宜をはかる。 後世、「延喜天暦の治」と賞讃されたこの時期において、三代御記は政事・儀式の慣例典故を徴すべきものとして特に尊重された。本研究は、その価値を甦らせ、正しい平安時代認識を導こうとするものである。
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研究実績の概要 |
日本史上最高の文化を現出させたうえに、史上稀な平和な時代を続けた平安時代を研究することは、きわめて重要なものであると考える。しかし、これまでは『源氏物語』に象徴される文学作品を通して、この時代をイメージすることが多かった。 歴史・文学研究における史料としての古記録の重要性は、繰り返すまでもないが、これまでは一部の専門家を除いては、十分に利用されていなかったというのが現状であった。本研究においては、平安時代の漢文日記である古記録の中で、宇多・醍醐・村上という三人の天皇によって記録された、三代御記(三代天皇御記)と称されるものについて、他書に引用されて残された逸文の史料的価値を検討した。 そして三代御記の逸文である可能性があるものについて、精確な本文を確定し、その訓読文を作成して、テキスト・データベースとしてアーカイブス化することによって、内外の研究者・国民の利用における便宜をはかった。 後世、「延喜天暦の治」と賞讃されたこの時期において、天皇自身の筆によって、正確な実像を伝えてくれている三代御記は、政事・儀式の慣例典故を徴すべきものとして特に尊重された。本研究は、その価値を甦らせ、正しい平安時代認識を導こうとした。 三年間の研究によって、宇多・醍醐・村上三代天皇御記の逸文を含めた全文について、本文を確定し、訓読文を作成したうえで、それをテキスト・データベース化して、勤務先のウェブサイトにおいて公開した。
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