研究課題/領域番号 |
21K00878
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
鹿毛 敏夫 名古屋学院大学, 国際文化学部, 教授 (60413853)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 古文書 / 原本調査 / 中世 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、主に民間の旧家や寺社等に保管されている中世の古文書・古記録類に関して、①翻刻された活字史料集との異同を確認する原本調査を実施し、また、②特に劣化した絵画史料や古文書類を赤外線カメラ等で撮影して下絵や摩滅で肉眼視できない作成当時の情報の判読に努めるものである。 本科研期間において、(A)原本所蔵元への探訪→(B)活字史料集との異同の確認→(C)劣化史料の赤外線撮影→(D)周辺歴史環境の調査、の活動を順次進めていく。公刊されている活字史料集の限界とミスを補い、史料所蔵者との信頼関係を構築しながら、史料をめぐる「再発見」と「新情報」の獲得に努めて、埋もれていた歴史像の再構築をめざす。
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研究実績の概要 |
本研究は、主に民間の旧家や寺社等に保管されている中世の古文書・古記録類に関して、翻刻された活字史料集との異同を確認する原本調査を実施し、また、特に劣化した絵画史料や古文書類を赤外線カメラで撮影して下絵や摩滅で肉眼視できない作成当時の情報の判読に努めるものである。 研究2年目は、国立歴史民俗博物館における中世武家文書調査、四国地域における中世末期文書の閲覧・解読・撮影作業、山陰地域における中世城館調査、九州地域における中・近世古地図調査、中部地域における中世城館調査、北陸地域における近世文書調査、および関東地域における中・近世絵画・書蹟等の調査を実施した。 幅広い地域での原本史料の調査確認を行えたことで、本研究活動4年間の折り返し地点として、今後の重点研究の方向性を絞ることができつつある。 また、各地での原本調査の過程において、地域社会のプロ・アマチュアの歴史研究者や史料所蔵者等との結び付きを強めることができたことにより、貴重な文化財の将来に向けての保存や活用についても理解を広げることができたように実感する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウィルスの社会的蔓延を理由とした研究活動の遅滞を限りなく排除するために、現地調査の時期を臨機応変に変更して実施した。おおむね計画通りの研究活動の進展と言える。
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今後の研究の推進方策 |
研究3年目の次年度からは、史料原本調査地域を四国と九州地域にある程度絞っていく予定である。
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