研究課題/領域番号 |
21K01025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2023) 国立研究開発法人土木研究所 (2021-2022) |
研究代表者 |
南雲 直子 早稲田大学, 理工学術院, その他(招聘研究員) (00599665)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 洪水災害 / 土砂輸送 / 土砂・洪水氾濫 / 土砂輸送能力 / 流路の弱点部 / 浮遊砂 / 土砂流出 / 地形発達 / 洪水 / 中山間地河川 / 分級 / 河床材料 / 地形弱点部 / 地形分類 |
研究開始時の研究の概要 |
降雨を誘因とした土砂流出は中山間地河川流域の地形発達において重要な役割を担う一方、急激な土砂堆積と流路・河床変動を引き起こし、地域に甚大な被害をもたらすことがある。本研究は、流水による土砂輸送を考慮した中山間地河川の川づくりや河川と共存するレジリエントな住み方の実現に資するべく、土砂・洪水氾濫に対する地形弱点部の分類とその抽出法の提案を目的に3年間で実施するものである。
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研究実績の概要 |
2023年度は日本で最近発生した洪水災害のデータを見直し、中山間地河川における土砂・洪水氾濫は、崩壊および土石流による土砂の生産と堆積、流水によるこれら一次堆積土砂の再移動といった、流域スケールの土砂移動過程において生じるものであり、土砂輸送能力の増減が地形発達に対し重要な役割を担っていることを改めて整理した。また、複数の対象河川において、土砂・洪水氾濫が発生する可能性の高い領域の抽出にあたっては、地形特性値に基づいた指標が有効であることを、水理学的な土砂輸送能力の計算結果と比較することで確認した。さらに、これまで進めてきた安平川流域における調査・研究について、データの整理を進めるとともに、9月に開催された国際地形学連合の地域会議において、土砂輸送と河床材料特性、ならびに微地形の形成に着目した口頭発表を行い、関係者と意見交換を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の所属機関変更に伴う研究費の移動や研究環境の整備のため、十分な研究を行うことのできない期間が生じた。そのため、「やや遅れている」との評価にした。
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今後の研究の推進方策 |
研究の最終年度であることを踏まえ、成果公表、特に論文投稿に注力する予定である。
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