研究課題/領域番号 |
21K01348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
千葉 大奈 神戸大学, 法学研究科, 法学研究科研究員 (60900149)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 国際紛争 / 国際危機 / 国際協調 / 紛争予測 / テキスト分析 / 国際関係論 / 武力紛争 / 予測 |
研究開始時の研究の概要 |
戦争はなぜ起こるのだろうか。国際政治学は長年この問題に取り組んできた。戦争原因論の理論研究が近年大きく発展し、理論評価のためのデータ分析手法も顕著な発達を遂げてきたことと比較して、政治アクターの相互作用を精密に描写するマイクロレベルデータの収集は遅れをとってきた。本研究では、大量のニュース記事から抽出されたテキストデータを機械学習の手法で二次加工することで、政治アクター間の対立と協調の具体的内容を体系的・定量的に把握するデータベースを作成する。更に、このデータを説明変数として用い、国際紛争の発生・終結を予測する統計モデルを構築する。
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研究成果の概要 |
本研究では、国際紛争・国際危機が起こるメカニズムを解明する一助として、紛争の発生と終結を予測するモデルを構築した。これまでの研究にない特色として、大量のニュース記事から抽出されたテキストデータを体系的に二次加工することで、政治アクター間の対立と協調の諸相を体系的・定量的に把握し、その情報に基づいて紛争の発生と終結を予測・説明することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義として、第一に、国家間の対立と協調の諸相を定量的に把握し、可視化するデータセットを構築した点があげられる。このデータセットは、大量のニュース記事を収集・加工して構築されるICEWSデータを、更に二次加工して作成されたものである。二次加工のプロセスは、ICEWSが使用したテキストデータから、トピックを抽出することで、アクターが争っている内容や、協力行動の焦点となっている内容を抜き出すことを行った。第二の意義として、このデータを説明変数として用いて国際危機の発生と終結を予測する統計モデルの構築を行った。
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