研究課題/領域番号 |
21K01390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
森本 脩平 東京都立大学, 経営学研究科, 准教授 (50614145)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | メカニズムデザイン / 耐戦略性 |
研究開始時の研究の概要 |
社会的に望ましい基準を満たすメカニズムの設計について検討する。耐戦略性は、各個人に自身の選好を正直に表明するインセンティブを与えるための条件である。本研究課題では、メカニズムデザインのさまざまな経済環境において耐戦略性やそれに関連する条件を満たす望ましいメカニズムの設計可能性について検討する。
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研究実績の概要 |
今年度は、貨幣移転が可能な状況でのマッチングモデルの研究を行い、望ましい条件を満たすマッチングメカニズムのクラスについて検討を行った。本研究では、「耐戦略性」、「効率性」、「個人合理性」、および「非補助金性」の望ましさの条件を満たすマッチングメカニズムのクラスについて検討を行い、これらの望ましさの条件を満たすマッチングメカニズムとコアとの関係性について明らかにした。本研究により、貨幣移転が可能な状況でのマッチングモデルにおいて、「耐戦略性」、「効率性」、「個人合理性」、および「非補助金性」の望ましさの条件を満たすマッチングメカニズムが存在するための条件について明らかにすることができた。さらに、本研究では、「片側耐戦略性」の条件を課した場合(「片側耐戦略性」、「効率性」、「個人合理性」、および「非補助金性」の望ましさの条件を満たすマッチングメカニズムのクラス)についても検討を行った。そして、「耐戦略性」の条件を課した場合と同様に、これらの望ましさの条件を満たすマッチングメカニズムとコアとの関係性についても明らかにした。貨幣移転が可能な状況でのマッチングモデルにおけるこれらの研究はこれまでも行ってきたが、今年度はそれらについてまとめた論文の改訂などをさらに進めた。また、今年度は、非分割財モデルにおいて、「耐戦略性」や「効率性」などの望ましさの条件を満たすメカニズムのクラスについても検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
貨幣移転が可能な状況でのマッチングモデルの研究と論文の改訂を進めることができたため。
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今後の研究の推進方策 |
貨幣移転が可能な状況でのマッチングモデルや非分割財モデルの研究をさらに進める。
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