研究課題/領域番号 |
21K01403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
細矢 祐誉 中央大学, 経済学部, 教授 (30383954)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 積分可能性理論 / 消費者理論 / 均衡理論 / 意思決定理論 / 微分方程式 / 一般均衡理論 / 積分可能性 / 隻分可能性理論 / マクロ動学理論 / 変分法 |
研究開始時の研究の概要 |
消費者の購買行動から好みを逆算するための数学的理論を経済学の応用研究に使える形にまで整備するのが本研究の目的である。好みの調査は応用研究にとって必要不可欠であるが、一方で単純なアンケート調査などには様々な問題があることがわかってきており、そのためにこの種の理論が必要になる。この理論は消費者理論の内部では積分可能性理論と呼ばれ、微分方程式の深い解析を通じて様々なことが可能になるということがわかってきている。本研究はこの理論の応用可能性をさらに推進するためのものである。
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研究成果の概要 |
2024年現在、Economic Theory誌に論文``Non-Smooth Integrability Theory''が掲載されている。こちらは現在電子版のみであって、紙での正式な出版はもう少し後になるが、研究成果としては確定済みである。この論文は本研究の集大成的なものと位置づけることができ、この論文の出版を以て、本研究課題は成功裏に終了したと研究代表者は考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的に消費者の好みは、対応するデータがないため、推定が困難であることが知られている。本研究課題の成果によって、この消費者の好みの理論的対応物である効用関数を、購買行動の理論的対応物である需要関数から逆算することが可能になった。これはつまり、購買行動を用いて、適切に消費者の好みを推定することが可能になったということを意味する。
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