研究課題/領域番号 |
21K01429
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07030:経済統計関連
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
元山 斉 青山学院大学, 経済学部, 教授 (20383490)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 標本調査法 / 経済統計 / 漸近理論 / 標本調査 / 統計調査 / 有限母集団 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、データ統合の数理的基礎を再検討し、統合後の統計量の精度を漸近理論 および統計的な最適性の観点から構築することで、複数の標本を統合して用いた際の、統計 的推論の理論的な根拠と分析を行う基盤を構築する。この研究によって、データ統合において統計的な最適性を評価する枠組みが確立され、従来困難であった、社会・経済分析と政策の評価と立案に有益なデータを多く提供することを可能とする。
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研究実績の概要 |
本研究は、現在行われている多様な標本調査の枠組みの下での、統計的推論の基本的な枠組みを検討し、理論的に妥当な統計手法を確立することを目的としている。 2023年度は、標本調査の枠組みにおける、拡張Glivenko-Cantelli型の定理を証明して、論文"Extended Glivenko-Cantelli theorem for simple random sampling without replacement from a finite population "をCommunications in Statistics - Theory and Methodsで発表(Published online)した。そのほか、長期間にわたる国際パネルデータに基づいた金融政策の安定性に関する実証分析を共同で行い、論文"Financial Stability, Impossible Trinity, and Macroprudential Policy"をEconomic Analysisに掲載した。 また、標本調査において一般的な不等確率抽出における、分位点の線形表現であるBahadur表現について、6th Baltic-Nordic Conference on Survey Statisticsで報告を行った。この内容については、現在、査読付き学術誌に投稿中である。また、複数年にわたる調査データを連結し整合的に分類する手法をThe 8th Japanese-German Symposium on Classificationにて、共同で発表した。 また、誤差を含むデータについての分位点推定における一致性の問題についても、一定の結果を得て、現在、査読付き学術誌への投稿に向けて、準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までの進捗状況は、標本調査の枠組みでのいくつかの統計量の理論的な性質を明らかにすることに成功しており、おおむね順調に進行していると判断される。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、これまでの研究を継続すると同時に、標本に含まれる観測誤差の問題、欠測値の補間の問題や非確率標本の取り扱い、複数の調査を統合した場合の統計的統計量の構成と精度評価を、理論的および数値的に実施する予定である。
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