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腐敗・汚職の経済理論モデルの構築-経済厚生からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 21K01542
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07050:公共経済および労働経済関連
研究機関高崎経済大学

研究代表者

溝口 哲郎  高崎経済大学, 経済学部, 教授 (40566890)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード腐敗 / 縁故主義 / 汚職 / 賄賂 / SDGs / 政府の失敗 / 経済厚生 / 腐敗防止
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、腐敗・汚職の発生の理由とその継続について経済理論を用いて分析・評価し、その防止策を提言することにある。民間企業が官僚や政治家に賄賂を支払い、その対価として便宜を求める行為である腐敗・汚職は資源配分に歪みをもたらし、経済全体の資源配分の効率性を損ねる。そこで腐敗・汚職が悪影響を及ぼすという「滑り止め砂」仮説の検証を含め、腐敗・汚職が経済厚生に中長期的に及ぼす影響を分析する。

研究成果の概要

本研究では、腐敗と縁故主義の関係について、縁故主義がなぜ腐敗につながるのか、そのメカニズムについて分析を行った。縁故主義の問題は日本を含め世界中で、問題視されており、腐敗などの弊害をもたらすケースが多々ある。そのため、縁故主義がもたらす問題について、腐敗とどのような関係があるのか、経済厚生の観点を含めた上で、腐敗と縁故主義の問題に関する分析を行った。縁故主義を中心にした組織運用が行われる弊害について、昨今の事案を踏まえた事案も整理して、その防止策についても提言を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

中央公論で発表した研究については、朝日新聞耕論(朝刊15頁)目に「腐敗の温床 弊害の可視化」というインタビュー記事を掲載。腐敗と縁故主義の問題について、学術的な立場から一般向けに分かりやすく説明した。同時にWEB版の掲載があり、「岸田首相の身内びいき 経済学者が語る「縁故主義」と民主主義の危機」という形で、縁故主義がもたらす不公正社会の問題と腐敗がどのような帰結をもたらすのかを詳しく説明している。

また政府部門の失敗と腐敗の問題については、腐敗が資源配分をゆがめ、社会全体に断絶をもたらす弊害についてより理解を深めてもらうために、専門文献の翻訳を通じて社会的意義を発信する予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 縁故主義に囚われる世界2023

    • 著者名/発表者名
      溝口哲郎
    • 雑誌名

      中央公論

      巻: 5月号

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書 2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 腐敗、ガバナンスの諸問題について2023

    • 著者名/発表者名
      溝口哲郎
    • 雑誌名

      文化芸術におけるSDGsウェブページ内

      巻: -

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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