研究課題/領域番号 |
21K01620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07070:経済史関連
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
神門 善久 明治学院大学, 経済学部, 教授 (80195924)
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研究分担者 |
尾高 煌之助 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (90017658)
斎藤 修 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (40051867)
鈴木 伸隆 筑波大学, 人文社会系, 教授 (10323221)
千葉 芳広 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (20312340)
加納 善子 (永野善子) 神奈川大学, 人間科学部, 教授 (60148252)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フィリピン / 長期経済統計 / 国際比較 / 貿易・金融統計 / 経済統計 / 経済発展 / 植民地 / 国民経済計算 / 国民福祉 / 国富 |
研究開始時の研究の概要 |
第二次世界大戦後、モンスーンアジア諸国が急成長を遂げる中にあって、フィリピンは取り残されるという状態が続いてきた。本研究のねらいは、この原因を資本形成の観点から解き明かそうというものだ。とくに、従来、体系的なアプローチが不足気味だった人的資本に力点をおく。米国の植民地時代を含めて、フィリピンの経済・社会の動向を把握するための資料や統計を収集・整理したうえで、資本形成と経済的パーフォーマンスの関係を分析する。『アジア長期経済統計』(東洋経済新報社、監修者:尾高煌之助・斎藤修・深尾京司・馬徳斌)第7巻「フィリピン編」として刊行するなど、研究成果を広く公開する。
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研究成果の概要 |
フィリピンの長期経済統計は、これまで体系だったものがなかった。少数の研究者が断片的に推計をして発表されたものがあるが、その正確性を検証したり、最近時までアップデートするという作業は不足していた。本研究では、フィリピン国内をはじめ、旧宗主国のスペイン、米国、さらには、第二次世界大戦中にフィリピンを支配下に置いた日本に散在する諸情報を収集し、体系だったデータベース化をした。その成果は、国際会議などで発表するとともに、一橋大学経済研究所が長年取り組んできた「アジア長期経済統計」のシリーズのひとつとして、東洋経済新報社から出版予定だ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、フィリピンの国内・国外に散在していた長期経済統計のベースになる情報を体系的に集め、経済学的な分析をおこなった。日本との歴史的関係が深いフィリピンの経済事情について、本研究成果は総合的な視点を与える。また、本研究で構築されたデータセットは、今後の研究の基礎となる。
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