研究課題/領域番号 |
21K01628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
小野 善生 滋賀大学, 経済学系, 教授 (80362367)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 組織変革 / 戦略転換 / イノベーション / 経営史 / 質的研究 / 経営学 / リーダーシップ / 中小企業経営 / 質的分析 / 企業家行動 / 中小企業 / フィールドワーク / コミュニティ / 地域活性化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、伝統産業および地場産業に携わる中小企業が事業環境の変化に適応するためにいかなる組織変革を実行してきたのかをフィールド調査による比較事例分析に基づいて明らかにしていく。具体的な調査対象としては、伝統産業については滋賀県と高知県の清酒製造業者、地場産業については滋賀県の地場産業であるバルブ産業を対象とする。
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研究成果の概要 |
本研究においては、清酒製造業とバルブ産業を対象とした地場産業を構成する中小企業におけるマネジメントの比較研究を行く目的であったが、新型コロナウイルスの影響によりバルブ産業の調査が中止となり、清酒製造業における調査のみになった。清酒製造業を対象とする調査については、清酒製造業におけるイノベーションの史的研究を始めるに至っり、成果として清酒製造業におけるイノベーションの史的研究を公刊することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本の伝統産業である清酒製造業、とりわけ、地方に本拠地を置く中小清酒製造業者の事業転換を対象とした経営学からのアプローチによる研究である。研究の過程で、現在に至るまでの清酒にまつわる技術革新を中心とするイノベーションの蓄積が業界の特性および企業行動に多大なる影響を及ぼしていることがあきらになった。そこで、経営史的観点から日本における酒造の萌芽期から明治・大正期にいたるまでの清酒製造業にまつわるイノベーションの史的分析を実施した。本研究においては、ジャンルにとらわれることなく清酒製造業のイノベーションに関する諸研究を渉猟してイノベーションの類型化を実施したことに意義がある。
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