研究課題/領域番号 |
21K01630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松永 正樹 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (20514475)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リーダーシップ / AI/DX / コミュニケーション / 組織文化 / 人工知能(AI) |
研究開始時の研究の概要 |
人工知能(AI)は、いまや社会全体にひろく普及しつつあり、政府・産業界の期待も大きい。AIによって組織の価値創造力を高めるには、テクノロジーそのものよりも、それを活用する人及び組織にこそ鍵があると指摘されているが、具体的にどのような要素が影響するのかは未解明である。本研究では、国内の社会人を対象にサーベイを実施し、AIの導入・活用に有効なリーダーシップ、フォロワーシップ及び組織文化の特徴と関係性をモデル化する。同時に、それらの特徴を示す個人あるいは組織の特性も探索し、組織がAIを活用して価値創造力を高めるうえで効果的な人的・組織的要因及びメカニズムを明らかにする。
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研究実績の概要 |
AIまたはDXを導入して間もない組織を対象に定量調査を実施し、直属の上司のリーダーシップによってチームメンバーが感じる不安や自己効力感、彼女/彼の業務パフォーマンスが大きく左右されることを実証した。加えて、このリーダーシップの効果は、リーダー自身のコンピテンシー及びITのリテラシーによって変化することを示した。これにより、Ai/DX導入推進プロセスは単にソフトウェアの導入や組織体制の変革の問題にとどまるものではなく、その影響を受ける現場従業員及び直属のリーダーの心理及び行動特性、リーダーシップとチーム、職場の雰囲気や組織風土といった「組織とヒト」に係る変数から多くの影響を受けることを明らかにした。この発見に基づき、本研究では現場従業員及びリーダーを支援・育成するための組織のありかたや人材育成・人的資本投資戦略について論じた。
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