研究課題/領域番号 |
21K01655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
田中 秀穂 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (00378712)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 発明の同期 / 特許 / 研究・開発戦略 / イノベーション / 技術戦略 / 同時発明 / 技術進化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、まず「発明の同期」の指標化、定量化を試みるために、技術単語レベルでの同期検出手法を発展、完成させる。そしてこれを用いた大規模な特許データの分析を通じて、「発明の同期」が隣接可能性領域の探索を通じた技術進化過程においてどのような変動を示すのかを明らかにし、イノベーションにつながる技術発生のパターンを見出す分析を実施する。以上により、新たな研究指標としての「発明の同期」の価値を明らかにし、技術進化とイノベーション研究に貢献する。
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研究成果の概要 |
本研究は、これまで網羅性、継続性、客観性に課題があった発明の同期の指標化を実現するための手法として、技術単語レベルでの発明の同期検出手法を完成させた。そしてこれを用 いた医薬関連発明の特許データを用いた分析により発明の同期の出現パターンを明らかとした。さらに2軸での技術軌道分析により技術発生のパターンを見出すダイナミクス分析を実施し、発明の同期指標の有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により単語レベルでの発明の同期件数を分析する手法を確立した。この指標を用いた技術軌道分析は、特定技術分野の分析において有用である可能性が示された。今後、画期的な技術が出現した際の技術軌道のパターンを蓄積することができれば、軌道のパターンから将来の事象の前触れを読み取ることができる可能性があり、企業の研究・開発戦略の構築や政府の科学・技術政策の立案に益することが期待される。
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