研究課題/領域番号 |
21K01698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 九州大学 (2022-2023) 信州大学 (2021) |
研究代表者 |
八木 迪幸 九州大学, 工学研究院, 学術研究員 (50708550)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ESG投資 / 株価・商品価格 / 包絡線分析 / 産業連関分析 / カーボンクレジット / 株価 / 企業業績 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、日本企業のESG(環境E・社会S・ガバナンスG)実践(開示)が企業業績に与える影響を検証するESG投資モデルの開発を行うことである。この投資モデルでは、ESGスコアが高い日本企業は、株価リターンとリスク(株価変動率)がどれだけ変わるかを、包絡線分析(DEA)を用いて分析する。なお、この分析結果の補足検証として、市場ベース指標(トービンのq)と会計ベース指標(利益率)を用いた線形モデルで分析を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、企業のESG(E環境、S社会、Gガバナンス)開示指標の作成方法について検証し、独自のESG開示指標を開発することと、企業のESG開示や実践が企業業績にどのように影響しているのかについて検証できるようなESG投資モデルの開発研究を行うことである。このために、まずESG開示(実践)スコアを開発する。そしていくつかの金融機関やシンクタンクが公表している既存のESG開示スコアと比較し、これらのスコアの信頼性を検証する。そして、まずESG指標と財務業績との関係を非線形モデルで検証し、リスクとしてのボラティリティ(株価変動率)を考慮した包絡線分析(DEA)を用いて分析する。今年度は、ESGデータと株価情報のデータ整理を行い、包絡線分析モデルの理論研究を行った。これは、市場のポートフォリオを考慮した効率性を推計するため通常の包絡線分析モデルではなく、二次錘計画(Second-order cone programming)を用いた理論モデルの構築にMatlabで取り組んだ。また、追加研究として今年度は、ESG研究の一環として、ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(NCCC)と連携し、カーボンクレジット制度の構築と岡山県での芝・クローバー植栽による炭素除去プロジェクトを推進した。クレジット認証に向けた取り組みを進め、制度、規約、文書様式を作成することで、カーボンクレジットの販売を可能にした。本研究は、環境保全活動の促進とESG研究の発展に寄与するものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度はESG投資モデルの開発のためのデータ収集とモデル構築の研究を行うことが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降は収集したESGデータと株価データを用いて、ESGスコアが高い場合どの程度市場効率性を有するのかを推計する。
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