研究課題/領域番号 |
21K01700
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
藤川 健 兵庫県立大学, 国際商経学部, 准教授 (50454484)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サポーティング・インダストリー / 基盤的技術 / 中小企業 / 技術経営 / 国際競争力 / 金型 / 日本の分業関係 / 下請制 / サプライヤーシステム / 基盤産業 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者は、本研究課題を以下の4つのステップに従って明らかにする。また、本研究課題は原則として研究代表者一人で行う。ただし、当該研究では、国内外の研究協力者に適宜支援を要請し、速やかに研究計画を実施できるように心掛ける。 1)「型種別に見たグローバルな競争の構図を精査」 2)「日本ですでに対応能力を獲得している金型製造企業の取引関係を検討」 3)「日本を除く東アジア諸国で対応能力を獲得している金型製造企業の取引関係を分析」 4)「日本にキャッチアップされた欧米諸国のspecial tooling makerの取引関係の考察」
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研究実績の概要 |
本研究課題である「日本のサポーティング・インダストリーの競争力に資する分業関係に関する研究」では、オリジナルの「技術競争力における焦点」という分析視角に準拠し、日本の金型産業に分業関係を検討することである。このような分業関係を分析するためには、国内外の金型関連企業に対する聞き取り調査が重要となる。しかしながら、令和4年度も、新型コロナウィルスの状況が大幅に改善せず、満足のいく企業調査を行えなかった。また、研究代表者は、令和3年10月から令和4年9月までの期間で英国にて在外研究を行った。上記の状況を踏まえ、今年度は、過去に執筆してきた自転車関連の報告書の内容を書籍として出版することに専念した。具体的に述べれば、令和4年度は、学術図書1冊(藤川健[2023]「存続する自転車部品製造企業の技術―発展の方向性―」駒形哲哉編著『現代日本の自転車産業と社会』同友館、並びに藤川健[2023]「技術研究所の役割—指導・改善から試験・評価へ」)としてまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度は、コロナ禍が続いていたことと、イギリスで在外研究を行っていたことから、フィールドワークを行うことが困難な状況にあった。ただし、幾つかの企業に対しては、オンライン会議ツールを用いた聞き取り調査を行うことができた。これらの状況を総合的に判断し、本年度の進捗状況は、「やや遅れている」と評価した。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、コロナウィルスを取り巻く状況が改善する兆しが見られるため、対面での金型関連企業に関する聞き取り調査を再開することを計画している。もちろん、今までのように企業調査のアポイントがスムーズに取れない恐れもあるため、並行して文献研究も継続して実施する予定である。
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