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建築分野における専門性を軸とした職種変更後の適応プロセス

研究課題

研究課題/領域番号 21K01717
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関京都大学

研究代表者

西野 佐弥香  京都大学, 工学研究科, 准教授 (00611336)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード専門職 / 職能 / 職種変更 / 建築技術者 / キャリア形成 / 産官学連携 / 適応プロセス
研究開始時の研究の概要

近年、建築分野で誕生している新興専門職は、急速な需要の拡大に対して人材育成に期間を要するため、既存の専門職が職種変更して主な担い手となっている。しかし、実際には職種変更に適応しきれない場合もあり、その適応プロセスは十分にわかっていない。
本研究では、建築設計職から新興専門職である建築マネジメント職への職種変更を対象に、専門職の職種変更における適応プロセスをモデル化し、専門性の変容と有効な支援について明らかにすることを目的とする。

研究実績の概要

本研究は、近年、建築分野で誕生している新興専門職について、急速な需要の拡大に対して人材育成に期間を要するため、既存の専門職が職種変更して主な担い手となっていること、しかしながら実際には職種変更に適応しきれない場合もあり、その適応プロセスは十分にわかっていないことに着目し、建築設計職から新興専門職である建築マネジメント職への職種変更を対象に、専門職の職種変更における適応プロセスをモデル化し、専門性の変容と有効な支援について明らかにすることを目的とするものである。

本研究を進める中で、建築マネジメント職以外の新興マネジメント職のうち建設DXに関連する者は、官民の産業戦略と密接に関連し特に育成が急がれることから、産官学連携による教育・支援が必要ではないかとの仮説を持った。そこで2023年度は研究計画の一部を変更し、産官学連携に力を入れてBIMマネジャー等の育成を行っている台湾の実態を把握するため国立台湾大学BIM研究センターとの共同研究により現地調査を行った。また当初の建築マネジメント職への職種変更については、事例分析とモデル化を進めており、2024年度に取りまとめて対外発表を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2021年度・2022年度にコロナ禍の影響を受け追加の事例収集が遅れた影響および、今年度の研究実績の概要に述べたとおり研究対象を一部広げて検討を行ったことから、全体計画に遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

2024年度は国際会議および国内のシンポジウムで研究発表を行い、発表した会議論文にさらなる検討・考察を加えて専門誌に投稿する。また建設DXに関連するBIMマネジャー以外の技術者に対象範囲を広げ、例えばスマートビルの建築生産にあたり建築分野と情報分野の技術的な統合を担うマスターシステムインテグレーター等についても検討してみたい。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2024 2023 2022 2021 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] 国立台湾大学 BIM研究センター(その他の国・地域(台湾))

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 内装リニューアル工事における情報伝達の効率化に関する研究2024

    • 著者名/発表者名
      MISHIMA Nobuhiko、KANETA Takashi、NISHINO Sayaka、HORIGUCHI Nobuyoshi
    • 雑誌名

      日本建築学会技術報告集

      巻: 30 号: 74 ページ: 426-431

    • DOI

      10.3130/aijt.30.426

    • ISSN
      1341-9463, 1881-8188
    • 年月日
      2024-02-20
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ホテルプロジェクトにおけるプロジェクトマネージャーの役割と機能に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      HAMADA Tomoyuki、KANETA Takashi、NISHINO Sayaka
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 88 号: 813 ページ: 3049-3056

    • DOI

      10.3130/aija.88.3049

    • ISSN
      1340-4210, 1881-8161
    • 年月日
      2023-11-01
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 用途変更による既存建築ストックの活用の課題に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      米谷春香,金多隆,西野佐弥香
    • 雑誌名

      日本建築学会第38回建築生産シンポジウム論文集

      巻: 38 ページ: 135-140

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 費用対効果の検討によるスマートビルディングの課題の考察2023

    • 著者名/発表者名
      安土沙甫,金多隆,西野佐弥香
    • 雑誌名

      日本建築学会第38回建築生産シンポジウム論文集

      巻: 38 ページ: 229-236

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 建築情報と職能2022

    • 著者名/発表者名
      西野佐弥香
    • 雑誌名

      建築情報学会白書2021-2022

      巻: 1 ページ: 66-69

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] コンストラクション・マネジャーの「原点回帰」2022

    • 著者名/発表者名
      西野佐弥香
    • 雑誌名

      日本コンストラクション・マネジメント協会機関誌『CMAJ』

      巻: 69 ページ: 11-13

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 専門職の職種変更における専門性の変容に関する研究―建築設計職と建築マネジメント職の比較検討を通して―2021

    • 著者名/発表者名
      西野佐弥香
    • 学会等名
      第66回日本経営システム学会全国研究発表大会講演論文集
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 専門職の職種変更における既有の専門性の調整に関する研究―建築設計職から建築マネジメント職への職種変更に着目して―2021

    • 著者名/発表者名
      西野佐弥香
    • 学会等名
      日本キャリアデザイン学会第17回研究大会資料集
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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