研究課題/領域番号 |
21K01826
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
荻原 啓佑 早稲田大学, 商学学術院, 講師(任期付) (90843962)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 原価企画 / 目標原価 / 目標設定 / 管理会計変化 / エンジニアの態度 |
研究開始時の研究の概要 |
原価企画は、製品の企画・開発・設計段階における目標となる原価(目標原価)の設定・管理活動である。原価企画研究は、目標原価に対するエンジニアの態度に影響を与える要因として、エンジニアが現在携わっているプロジェクトにおける目標原価の設定方式の違いに注目してきた。一方、本研究は、エンジニアが過去に携わったプロジェクトにおける目標原価の設定方式にも注目する。その上で、先行研究では十分に検討されていなかった、目標原価の設定方式の変更と変更順序が目標原価に対するエンジニアの態度に与える影響を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,目標原価の設定方式の変更と変更順序が目標原価に対するエンジニアの態度に与える影響を明らかにすることである。 2022年度は,2021年度に検証した分析モデルを拡張すべく,文献レビューおよび予備的なウェブ調査を実施した。文献レビューは,(1)管理会計変化に関する定量的研究,(2)組織変革(organizational change)に関する定量的研究,(3)心理学の制御焦点理論や自己決定理論に関する研究を対象に行った。これらのレビューを通じて,設定方式変更への抵抗およびそれを緩和する手段に注目する必要性を認識することができた。予備的なウェブ調査は,目標原価に対する態度に影響を与える諸要因を特定するために行った。次年度は,このウェブ調査で取得したデータを分析したうえで,ウェブ調査や実験室実験などを再度行い,新たな分析モデルの検証を行っていく予定である。 また,2022年度には,昨年度投稿していた2本の論文が国内の会計学術誌に掲載された。1本目の論文は,ウェブ調査によって,加算方式から控除方式という目標原価の設定方式の変更がエンジニアの目標原価へのコミットメントに与える影響を明らかにしたものである。2本目の論文は,文献レビューによって,インタビュー調査を用いた管理会計研究におけるQDA(Qualitative Data Analysis)ソフトウェアの利用実態等を明らかにしたものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
文献レビューを通じて,分析モデル拡張の方向性を見出すことができたためである。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,ウェブ調査や実験室実験を用いて,拡張した分析モデルを検証し,論文として発表する準備を進める予定である。また,目標原価に対する態度と関連する理論などのレビューも引き続き行っていく。
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