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社会ネットワーク分析における中心性概念の影響力指標としてのフォーマリゼーション

研究課題

研究課題/領域番号 21K01841
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関東北学院大学

研究代表者

鈴木 努  東北学院大学, 情報学部, 教授 (00595291)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワード社会ネットワーク / ネットワーク分析 / 中心性 / ソシオメトリー / 統計的ネットワーク分析 / ブロックモデル / 社会ネットワーク分析 / フォーマリゼーション
研究開始時の研究の概要

本研究では、社会ネットワーク分析における中心性指標を、社会学におけるアクターの重要性や影響力の指標としてフォーマルに定式化する数理モデルを構築する。社会ネットワーク分析における中心性指標を、社会学におけるアクターの重要性や影響力の指標として用いることの数理的、理論的根拠はこれまで必ずしも明確ではなかった。従来、日常言語によって記述、解釈されてきた社会ネットワークの中心性指標と社会関係における重要性・影響力の関係をフォーマルに記述することによって、数理的な含意が明確で実際の社会関係における影響力として解釈可能な定式化が可能となる。

研究成果の概要

社会ネットワーク分析は人間関係を計量的に分析する手法である。本研究では、社会ネットワーク分析で広く用いられている中心性概念について理論的な検討を行った。まず、社会ネットワーク分析の源流のひとつであるソシオメトリーの日本の社会学での応用をふりかえり、方法上の特徴や限界について明らかにした。また、社会ネットワーク分析における認識論上の立場を3つに整理し、特に潜在的な社会構造を分析する方法として、近年進展した統計的ネットワーク分析や機械学習の意義について考察した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

人と人とのつがなりを人間関係の網の目(社会ネットワーク)としてとらえたとき、重要な位置を占める人を明らかにする手法が中心性分析である。しかし、中心性はネットワーク構造上の位置にのみもとづくものであるにも関わらず、その人の能力や実績の指標として拡大解釈されてしまうことがある。本研究では中心性概念を整理してその含意を明らかにするとともに、近年進展した統計的な研究法における中心性の意味づけを行った。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 西田春彦とソシオメトリー2021

    • 著者名/発表者名
      鈴木努
    • 雑誌名

      社会学年報

      巻: 50 ページ: 35-44

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 社会ネットワークの形成規則と中心性―概念整理と予備的考察―2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木努
    • 学会等名
      第74回数理社会学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 戦後日本の社会学におけるソシオメトリーの受容と衰退2022

    • 著者名/発表者名
      鈴木努
    • 学会等名
      第72回数理社会学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 西田春彦とソシオメトリー2021

    • 著者名/発表者名
      鈴木努
    • 学会等名
      第67回東北社会学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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