研究課題/領域番号 |
21K01896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
朴 堯星 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (10583205)
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研究分担者 |
前田 忠彦 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (10247257)
持橋 大地 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 准教授 (80418508)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 音声認識調査アプリシステム / AI / 調査音声システム / 調査方法 / インタラクティブ |
研究開始時の研究の概要 |
従来の伝統的調査方法は岐路に立っている.調査環境の悪化に伴い,回収率の低下に歯止めが利かない状況である.これに対し,本研究は、既存の調査手法を超えた新たな調査データの収集手法として、Web会議アプリとAIアシスタントを用いたインタラクティブ調査方法の開発とその有効性について明らかにすることを狙いとしている.調査員への低い依存と対象者への高いフォローを同時に可能にする調査手法を開発する本研究は,回収率の向上と共に,広範囲での調査データの収集も期待できると考えている.
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研究実績の概要 |
令和4年度には、まずAIを用いた音声認識調査アプリを開発したうえで、その後、AIを用いた音声認識調査アプリの実用可能性を検討した。具体的には、音声認識調査への参加者を募集して小規模のウェブ調査を行い、実験調査を実施した。本比較では、調査員による面接調査として長年行ってきた日本人の国民性調査項目を用いることによって、今回開発した音声認識調査アプリシステムが、調査員による面接調査に比べてどのような違いがあるのか、さらにはシステムユーザーにとって求められる改善点などを明らかにすることにつながった。 具体的には、既存の調査システムにに対して、①調査対象者側を配慮した改善機能、②AIの音声認識機能、③調査実施/運営者側を配慮した改善機能の強化が必要であることを発見している。そのため、システムの改善を課題として考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
特になし
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度に実施した実験調査の結果を踏まえ、音声認識調査アプリ調査システムの改善点が浮き彫りになっている。そのため、今後は改良した調査システムを基に、全国調査への汎用性を検討する予定である。
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