研究課題/領域番号 |
21K01917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
佐藤 彰男 龍谷大学, 社会学部, 教授 (70249514)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | テレワーク / 在宅勤務 / 生活時間調査 / COVID-19パンデミック / 情報化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではより客観性の高いデータを用いてテレワークの実態に迫ることを目指し、オンラインによる「生活時間調査」を実施する。オンライン調査は、同一の対象者に対して2021年度と2024年度の2回にわたって実施し、時系列的な変化も測定する計画である。 なお上記の調査は、いずれも特定の1週間について「いつ・どこで・どのような行動をとったか」を、15分刻みで回答を求めるものである。対象者は一日の終わりに行動を回答することになるため、思い込みや勘違いによるデータの歪みを抑制することができる。また具体的な行動に限定した回答を求めるため、主観によるバイアスを最小限に留めることが可能になる。
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研究実績の概要 |
2021年11月に実施した生活時間調査をもとに、共著論文3点を執筆した。古賀広志・佐藤彰男・柳原佐智子・高木修一・中井秀樹・加納郁也「COVID-19パンデミック下におけるテレワーク行動の実態と課題」2022年12月、情報研究、第56号、69~88ページ。古賀広志・佐藤彰男・柳原佐智子・高木修一・中井秀樹・加納郁也「COVID-19パンデミック下におけるテレワーク行動の実態とその変容」2023年2月、季刊 Nextcom、第53号、42~51頁。鳩貝耕一・佐藤彰男「テレワーカーの地域分布に関する実証研究」2023年3月、甲南大学全学共通教育センター紀要、第1号、23~33頁。 また3学会での口頭報告を行った。佐藤彰男「COVID-19パンデミック禍下におけるテレワーカーの地域分布に関する研究」2022年7月9日、近畿都市学会、2022年度春期大会、神戸学院大学。佐藤彰男・柳原佐智子他「COVID-19パンデミックを経たテレワーク行動の実態」2022年6月26日、日本情報経営学会、第38回全国大会、専修大学。佐藤彰男・柳原佐智子他「COVID-19パンデミック下における完全在宅勤務の様態」2022年10月1日、日本テレワーク学会、第24回研究発表大会、WORK × ation Site 軽井沢。 以上のほかにも、脱稿済みの単著論文2点が、本年度中に公刊される予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請時の調査計画は、2022年度にテレワーカー・アンケート調査を実施し、23年度に補足的なインタビュー調査を実施するというものであったが、現在まで、おおむね計画通りに調査は進捗しており、論文および口頭報告による調査結果の公表についても、ほぼ予定どおりに実施されている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は主として22年度調査の回答者を対象としたテレワーカー・インタビューが主たる調査となる予定である。当該の調査については、すでに一部を実施しており、秋期に開催されるいくつかの学会で報告のあと、論文数編にて結果を公開する予定である。
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