研究課題/領域番号 |
21K01945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
孫 大輔 鳥取大学, 医学部, 講師 (40637039)
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研究分担者 |
谷口 晋一 鳥取大学, 医学部, 教授 (30304207)
中 朋美 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (60707058)
角南 直美 鳥取大学, 医学部, 助教 (70715359)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ウェルビーイング / コミュニティ / リンクワーカー / エンパシー / 共感 / 教育 |
研究開始時の研究の概要 |
地域の様々な課題を解決する上で、コミュニティウェルビーイングを高めることが重要となる。コミュニティウェルビーイングを構成する重要な要因の一つに「エンパシー (共感)」がある。本研究は、コミュニティウェルビーイングを高めるための、医療福祉介護専門職および地域住民のための協同的なエンパシー教育プログラムを開発し、そのエンパシー教育プログラムが地域のコミュニティウェルビーイングにどのように影響するかを検証する。本研究は、住民と専門職が対等な立場で協働しながら研究を行うCBPR (Community-based Participatory Research)の手法をとる。
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研究実績の概要 |
鳥取県大山町(人口1万5千人)をフィールドにして、キーパーソンのインタビューを数名実施した。それと並行して、大山町において住民や関係者とのパートナーシップ形成を進めるため、地域活動の担い手(民生委員・集落支援員など)・行政・コミュニティナースなどと勉強会やミーティングを数回実施した。これにより、地域課題と地域資源の理解が進み、多くの知見が得られるとともに、関係者とのネットワーク化が進んだ。現在、地域に向けた実践活動に並行して、地域住民にとってのウェルビーイング、あるいはコミュニティが良い状態にあるとはどんなことなのか、探索的にデータの分析を進めている。 また、地域課題に取り組む人材(おせっかい人=リンクワーカー)の育成を進めるための教育プログラムのプロトタイプを作成した。計66人が受講し、地域においてリンクワーカーが増加した。プログラムの内容は、ウェルビーイングとは何か、地域のウェルビーイングを高めるための方策、リンクワーカー(おせっかい人)のスキル、社会的処方と地域共生社会などである。実際にこの講座を受講したおせっかい人(リンクワーカー)が、地域で「暮らしの保健室」という活動をすることによって、地域住民のウェルビーイング向上に貢献するかどうかも今後の検討課題である。また地域の集合的なウェルビーイング(コミュニティウェルビーイング)との関連についても分析を進める。さらに、リンクワーカーの教育プログラムについても今後内容を発展させ、研究結果を反映させた形のプログラムを構築する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2年目は当初の予定では、地域でのフィールドワークおよび教育プログラムの原型作成であったが、おおむね達成できている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、鳥取県大山町において、地域に向けた実践活動を行いながら、フィールドワークやワークショップを行い、地域文化に根ざしたコミュニティウェルビーイングに関する分析をさらに進めていく。また、リンクワーカー育成のための教育プログラムを洗練させ、地域のウェルビーイング向上のための取り組みを進めていく。
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