研究課題/領域番号 |
21K01949
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
生田 倫子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (10386386)
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研究分担者 |
兪 キョン蘭 宮城学院女子大学, 教育学部, 准教授 (00802133)
浅井 継悟 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40776655)
若島 孔文 東北大学, 教育学研究科, 教授 (60350352)
狩野 真理 関西医療大学, 保健看護学部, 講師 (70883388)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 被災者受け入れ支援 / メンタルヘルス / 災害支援 / 災害避難者 / 被災者受け入れ親族 |
研究開始時の研究の概要 |
受け入れ家族が感じるストレス要因と、ストレスを軽減することができる行動様式や社会的サポートについて、一般化した知見を提示する必要がある。今後、大規模自然災害時における避難先が多様化し、親せき宅(友人宅)を選択する機会が増加すると考えられる。その際に活用可能な〈避難生活を支援しながら安心して過ごせるための関係性を維持確保できる支援ガイドライン〉の整備を行いたい。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、災害避難者を受け入れた親せき家族におけるメンタルヘルス問題の実態を明らかにするため、受け入れ家族が感じるストレス要因と、ストレスを軽減することができる行動様式や社会的サポートについて調査し、ガイドラインの作成を行うことである。当該年度の研究計画としては、①東日本大震災時調査データの再分析、②新規調査のための広報、③データ解析を行うことが想定されていた。 ①においては、調査データの質的分析について、各データの音声データをもとに会話プロトコルについて暗号化を行い、かつ各プロトコルについて正確なトランスクリプト(テキストデータへの書き出し)を行っている。各データはそれぞれ2時間ほどに及ぶため、書き起こしデータも膨大になり時間もかかるが、去年に引き続き現在10事例分が完了している。②については新規調査のための広報について、去年に引き続き家族心理学会、日本ブリーフセラピー協会の大会研修や、家族カウンセリング協会に協力を依頼し、被災者家族/被災者受け入れ家族という講演テーマにて、当該テーマの研修を行うなどを中心に4回にわたり広報を行った。③については、研究協力者とも協力し、トランスクリプトの共通概念を洗い出し、適宜打合せを行いながらデータ解析を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度の研究計画としては、①東日本大震災時調査データの再分析、②新規調査のための広報、③データ解析を行うことが想定されていた。 ①においては、調査データの質的分析について、各データの音声データをもとに会話プロトコルについて暗号化を行い、かつ各プロトコルについて正確なト ランスクリプト(テキストデータへの書き出し)を行っている。各データはそれぞれ2時間ほどに及ぶため、書き起こしデータも膨大になり、時間もかかるが現 在10事例分が完了している。 ②については新規調査のための広報について、去年に引き続き家族心理学会、日本ブリーフセラピー協会の大会研修や、家族カウンセリング協会に協力を依頼し、被災者家族/被災者受け入れ家族という講演テーマにて、当該テーマの研修を行うなどを中心に4回にわたり広報を行った。ただ、やはりコロナ禍によりなかなか被災地に行く機会が少なかった。ようやくコロナ禍も落ち着き、対面での研究活動が可能になってきており、今後は進捗が期待される。
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今後の研究の推進方策 |
現在ようやくコロナ禍が落ち着いてきたため、打ち合わせ等を適宜行い、新たなデータ収集やデータ解析を含め、進捗を調整していく。
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