研究課題/領域番号 |
21K01995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
片山 寛信 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教 (10816797)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 児童養護施設 / リービングケア / アフターケア / 社会的養護 / 多職種連携 / フィンランド / アフターケア事業所 / ファミリーホーム / 社会的養護自立支援事業 |
研究開始時の研究の概要 |
社会的養護を必要としたケアリーバーは社会的孤立状態に陥りやすく,アフターケアが重要とされている.しかしそれだけで十分ではなく,代替養育における“出口支援”であるリービングケアなどと連続した支援が重要である. またアフターケア充実のため,社会的養護自立支援事業の1つとして,支援コーディネーターの配置が全国で増加している. しかし,リービングケアや支援コーディネーターに関する調査研究は少なく,現状の課題や支援のあり方が明らかにされていない.本研究は代替養育におけるリービングケアの現状と,支援コーディネーターの活動の実情を明らかにし,地域分散化時代のリービングケア・アフターケアモデルの開発を目的とする.
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研究実績の概要 |
・研究3年目である2023年度は,児童養護施設で実施されているリービングケアの現状を明らかにすることを目的に,北海道内の児童養護施設の直接支援職員を対象としたアンケート調査の分析を実施した.600人を対象にアンケート調査を実施し,325人から回答があった.(有効回答率54.2%)結果の一部は,日本社会福祉学会第71回秋季大会および日本子ども虐待防止学会第29回学術集会滋賀大会において,口頭発表を行うことができた.口頭発表時には,分析方法や今後の研究の推進に向けた意見交換や議論を研究者間や,直接支援を行っている支援者等とおこなうことができた.現在は,調査結果について論文執筆や投稿の準備を行なっている. ・研究1年目に実施した,支援コーディネーターへのインタビュー調査の分析,研究2年目から3年目にかけて実施した,児童養護施設の直接支援職員へのアンケート調査の分析から,社会的養護におけるアフターケアにおいては,措置解除前からの多職種連携が重要である一方で,多職種連携に関する困難が示唆されたことから,予防的な支援の構造化が必要であると考えた.そこで,ネウボラを代表とした予防的支援を積極的に取り入れ,里親委託率も日本と比較して高いフィンランドにおける,社会的養護経験者へのリービングケア,アフターケアの取り組みについて,視察および現地ソーシャルワーカー等へのインタビューを実施した.現在,翻訳およびインタビュー内容の整理を実施している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
児童養護施設の直接支援職員を対象とした量的調査が実施でき,その分析も進められている.分析結果の一部について学会発表が実施できた.論文の執筆も進め現在投稿準備中である.さらにフィンランドにおける社会的養護のリービングケア,アフターケアに関する視察調査も実施でき,今後の研究の遂行に大きな影響を与える取り組みについて拝聴することができた.
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は,研究終了年度である.これまでの調査結果について,児童養護施設の直接支援職員と意見交換の場を持つ予定である.地域分散化時代を見据えた,リービングケア,アフターケアのあり方について検討を重ねていきたい.また,研究成果の報告について,論文執筆を進めていきたいと考えている.
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