研究課題/領域番号 |
21K02012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
岡本 晴美 広島国際大学, 健康科学部, 教授 (80331859)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 性と生の健康教育 / プログラム開発 / アクションリサーチ / 人材育成 / 児童養護施設 / 性と生の健康教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
補助事業期間の前半で、「性と生の健康教育プログラム」のうち、子どもに提供するためのプログラムを子どもの発達段階に合わせて「幼児」「小学生」「中高生」プログラムとして開発する。そして、後半では、プログラムを子どもたちに提供する職員を育成するための「提供者育成モデル」を構築する。性の問題は生活、生きることと密接に関連していることから、施設で働く全職員が共通認識を持ち、日常のさまざまな場面を捉えて教育の機会として活かすことが必要であるため、全職員が学び提供可能となるための職員育成モデルを開発する。また、全期間を通して、プログラム開発が人材育成の一環として寄与するための知見を理論的に整理する。
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研究実績の概要 |
本研究では、研究者と当事者が現場の課題解決に向けて協働するアクションリサーチの手法を用いて、現場の課題解決をめざすと同時に人材育成を促進する方法についての示唆を得ることを目的としている。研究フィールドは、協力関係にある児童養護施設であり、取り組むべき課題は現場が提示した子どもの性に関する課題解決である。 本調査研究は、2021年度~2025年度の5年間の設定で実施している。研究手法としてアクションリサーチを用いていることから、本研究は協力施設と丁寧に対話と試行錯誤を重ねながら、協働することで成立する。しかしながら、ここ数年間は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、調査研究を予定通りに進めることができなかった。 初年度にあたる2021年度、続く2022年度も、新型コロナウイルス感染症の制約を受けながらも、協力施設と試行錯誤を重ね、就学前の子どもたちおよび小学生を対象とする「幼児・小学生版」、中学生を対象とする「中高生版」の2つのプログラムを開発し、子どもたちへの提供を継続的に行っている。本年度である2023年度は、提供者の育成に焦点化し、プログラム提供の中心を担っていたベテラン層から中堅層へリーダーシップを移譲することを試み、提供を継続してきた。中堅層からは、子どもたちへの提供の方法として新たな提案もあり、ベテラン層がその提案を見守る形で実施され、スムーズに提供される一方で運営上の課題も浮き彫りとなった。プログラムの内容は毎年、少しずつ更新されながらもモデルとしての一定程度の安定性を保つことが出来るようになっており、また、提供者の育成についても、少しずつ前進することが出来ている点は、成果であると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「研究実績の概要」でも記したように、2021年度~2023年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を大なり小なり受けることとなり、現場との協働で成立する本調査研究に支障をきたした。特に、人材育成の面において、新たな取り組みによる課題の発見には至ったものの、人材育成プログラムやシステムとしての整理、構築の課題は残されている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、2023年度と同様に、プログラム提供を担う職員の育成システムの構築に焦点化し、検討を行っていきたい。
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