研究課題/領域番号 |
21K02028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
本家 寿洋 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 教授 (80708610)
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研究分担者 |
小林 法一 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (30333652)
山田 孝 東京保健医療専門職大学, リハビリテーション学部, 教授 (70158202)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 認知症 / 楽しみ / 認知機能 / 作業機能 / 認知症の行動・心理症状 / 軽・中等度認知症高齢者 / 重度認知症高齢者 / 楽しさ / 高齢者板・余暇活動の楽しさ評価法 / BPSD / 高齢者 / 多職種連携 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者は,高齢者自身が余暇活動の楽しさを自己発見できる“楽しさプログラム”の開発と効果を実証した(基盤C,2019年度終了).この楽しさプログラムは,小集団の実施で最大の効果が生じ,病気や障害が重度でも過去に経験した余暇活動の楽しさを自己発見できることにある. 本研究では,対象を認知症者に限定し,小集団での重症度別楽しさプログラムを開発する.具体的には,新たな未経験の楽しさを認知症者同士で共有する<軽度~中等度認知症者楽しさプログラム>と,自己発見した過去の楽しさを認知症者同士で共有する<重度認知症者楽しさプログラム>を開発して,認知症ケアに関わる職員が実践するマニュアルを作成する.
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研究実績の概要 |
2023年は、若干楽しさプログラムを改変して、軽中等度認知症者用楽しさプログラムは5名程度の小集団、重度認知症者の楽しさプログラムは3名程度の小集団で大阪のデイサービスと大樹町で実施した。そして、機能訓練やADL訓練などの通常のリハビリテーションを実施した群と楽しさプログラムで群間比較研究を実施した。対象者は、楽しさプログラム群23名、通常のリハビリテーション群16名で主要アウトカムはMMSE,副次的アウトカムはBPSDを測定できるNPI、ADLの会場量を測定できるFIM、作業機能を観察で測定できる人間作業モデルスクリーニングツールとした。群間比較の結果、楽しさプログラム群はMMSE,FIM,MOHOSTが通常のリハビリテーション群よりも有意に改善したが、NPIは有意差は認められなかった.この結果を,2024年開催の日本老年精神医学会で発表する予定である. また、レビー小体型認知症高齢者や認知症を合併した終末期がんの高齢者に対して、筆者らが開発したLAESの結果から、楽しさの特徴を考慮した余暇活動を提供すると、作業機能やうつ傾向が改善した。これらの結果も2024年開催の日本老年精神医学会が発表する予定である。 さらに、本研究で開発した楽しさプログラムを関連研究として認知症予防プログラムとして2021年度から上砂川町で試行的に行ってきたが、2023年までの3年間で、楽しさプログラム群と100歳体操群での群間比較研究の結果をまとめた。それによると、楽しさプログラム群は100歳体操群よりもMMSEが有意に改善した結果となった。この内容は、2024年の日本作業療法学会で発表し、この実践内容は、2024年の第8回アジア太平洋作業療法学会で報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度までにデータはほぼ収集し、結果をまとめる段階まで終了した。本研究結果を2024年に学会発表の場で報告する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
結果の解釈に関しては研究協力をいただいた大樹町の介護老人保健施設の研究協力者と大阪のデイサービスの研究協力者と詳細に検討する予定である。そして、本研究結果に関しては、研究分担者の協力を得て、2024年に論文執筆を開始し、投稿する予定である
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