研究課題/領域番号 |
21K02042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 札幌大谷大学短期大学部 |
研究代表者 |
今西 良輔 札幌大谷大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (60746478)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 里子 / 社会的養護 / 自立支援 / 里親制度 / 措置解除後 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、措置解除後も里親を頼っている元里子は存在していると予想され、里親個人が支援している状況にあると思われる。日本は、里親個人のボランティア性に頼っている部分がある。これからの社会的養護の子ども達を健やかに育み自立を促していくためには、里親制度自体のあり方をこれからの子どもや社会情勢を踏まえ再検討する必要があるのか、必要な支援策の拡充が必要なのかを検討する。いわゆる、血のつながりのない子どもを大人や社会がどのように支え、大人へと自立させる環境をどこまで整えるべきなのか、支えるための仕組み作りが必要なのかどうかを含めた検証を支援を受けてきた里子の視点から考える。
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研究成果の概要 |
本研究は、里親制度を活用した被措置児童の自立支援の現状を明らかにし、今後の自立に必要な支援のあり方を示すことを目的とする。被措置児童がどのような支援を受け、措置解除から現在に至っているのかを把握すること、里親が被措置児童に対する自立支援や抱えている課題などを明らかにすることから今後の家庭養護推進に向けた里親と被措置児童に対する支援のあり方を検討する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、里親家庭を経験した元里子からのインタビュー調査を行った。里親からの視点に加えて、子ども自身の視点が加わったことで子どもの自立を検討する結果を得ることができた。家庭養護の推進によって、里親家庭を中心とした展開が予想される中、里子の自立に関しても里親がどのように考え、取り組んできているのかということも調査できている。里親と里子の措置解除と自立という点を踏まえて、これからの里親制度を活用した子どもの自立のあり方に求められるものについて検討することができる意義のある研究となった。
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