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地域連携を促す保育所における子育て支援実践モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K02066
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関周南公立大学

研究代表者

竹下 徹  周南公立大学, 福祉情報学部, 准教授 (90610006)

研究分担者 牛島 豊広  周南公立大学, 福祉情報学部, 准教授 (20762157)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード機関連携 / 保育所 / 子育て支援 / 保護者支援 / 子育て不安 / 保護者 / 相談支援 / 関係機関 / 連携 / 地域連携 / 実践モデル
研究開始時の研究の概要

保育所が保護者の子育て不安や悩みを把握できたとしても、その後、保護者に対してどのように介入してよいか見通しをもてず、子育て問題が保育所内で抱え込まれ、支援が停滞するケースが存在する。子どもの健全な発達保障の観点からもこうした課題を一刻も早く解消する必要がある。
本研究は、保育所が保護者の子育て不安を把握した後の、関係機関へ支援を繋ごうとする際に潜む阻害要因と促進要因を突き止め、その構造を確認することによって、保育所と地域の関係機関の連携による新たな子育て支援の実践モデルを開発することである。

研究実績の概要

本研究の目的は、保育所が保護者の子育て不安を把握し、その後地域における関係機関に支援を繋ぐ際に潜む阻害要因と促進要因を突き止め、その構造を確認することによって保育所と関係機関との円滑な連携のもとに進められる子育て支援の実践モデルを開発することである。
研究3年目は、保育所が関係機関に支援を繋ぐ際の阻害・促進要因を突き止めるために開発した質問紙を活用し、山口県と熊本県内の保育所(山口県保育協会加盟園:265施設、熊本県保育協議会加盟園:402施設、熊本市保育連盟加盟園:115施設)計782施設を対象に調査を実施した。なお、得られた結果については、テキストマイニングの手法による分析を通して、保育所が関係機関に支援を繋ぐ際の阻害要因並びに促進要因を導き出した。これらと合わせて、研究4年目の計画(保育所が関係機関に支援を繋ぐ過程・構造構造を踏まえることにより、保育所と地域の関係機関の連携による子育て支援の実践モデルを提案する)の準備として、保育所における子育て支援の意義や目的、さらに保育所と地域の関係機関を促す技術や方法論に関わるソーシャルワークと子育て支援の関係を整理する研究活動に取り組み、学会での口頭発表や原著論文にてその研究成果を発表をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究3年目は、それまでに開発した質問紙を活用し、山口県と熊本県内の両県内の保育所を対象に調査活動を実施し、保育所が関係機関に支援を繋ぐ際の阻害・促進要因を突き止めることを研究目的に設定していた。
自己点検による評価に基づき、前述の研究目的は達成されているため、現在までの進捗状況を「おおむね順調に進展している」とした。

今後の研究の推進方策

研究最終年となる4年目は、それまでの調査活動よって導き出した保育所が関係機関に支援を繋ぐ際の阻害要因並びに促進要因を基に保育所が関係機関に支援を繋ぐ過程・構造構造を明らかにし、新たな保育所と地域の関係機関の連携による子育て支援の実践モデルを提案する計画としている。
本研究の集大成となる新たな保育所と地域の関係機関の連携による子育て支援の実践モデルの提案については、保育やソーシャルワーク系学会報告又は学術誌への投稿という形態を通じて、広く保育並びに社会福祉関係者に対して発信する予定としている。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] 保育所と他機関連携に関する研究課題の特定2024

    • 著者名/発表者名
      竹下徹・久保英樹・牛島豊広・金子幸・田島望・黒木真吾
    • 雑誌名

      山陽社会科学研究

      巻: 4 ページ: 9-17

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ソーシャルワークを援用した地域子育て支援における研究課題の特定2023

    • 著者名/発表者名
      竹下徹
    • 雑誌名

      周南公立大学総合研究所紀要

      巻: 1 ページ: 121-127

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 第三者のはたらきかけが保護者の相談アクセスに及ぼす影響 -子育て支援に援用するソーシャルワークに着目して-2022

    • 著者名/発表者名
      竹下徹
    • 雑誌名

      人間関係学研究

      巻: 27 号: 1 ページ: 15-26

    • DOI

      10.24501/jhr.27.1_15

    • ISSN
      1340-8186, 2433-1961
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 子ども・子育て支援をめぐる保育所の機関連携に関する研究動向とその課題2022

    • 著者名/発表者名
      竹下徹・牛島豊広・田中康雄
    • 雑誌名

      『日本ヒューマンリレーション研究学会誌』

      巻: 3 ページ: 75-88

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 保育現場におけるソーシャルワークの活用とこれから2023

    • 著者名/発表者名
      竹下徹
    • 学会等名
      日本ソーシャルワーク協会日本ソーシャルワーカー協会 2023年度年次大会in大阪開催
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 子育て支援におけるソーシャルワーク活用の意義2023

    • 著者名/発表者名
      竹下徹・牛島豊広
    • 学会等名
      日本人間関係学会第31回全国大会・研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 地域子育て支援に援用するソーシャルワーク研究動向と課題の特定2023

    • 著者名/発表者名
      竹下徹・牛島豊広・金子幸・黒木真吾
    • 学会等名
      日本保育ソーシャルワーク学会第8回研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育所と他機関連携に関する研究課題の特定2022

    • 著者名/発表者名
      竹下徹・牛島豊広・田中康雄
    • 学会等名
      日本人間関係学会第30回全国大会・研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育所で活用されるソーシャルワーク -保育ソーシャルワークをめぐる議論か2022

    • 著者名/発表者名
      竹下徹
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会第28回学術集会ふくおか大会、大会企画シンポジウム発表者
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 第三者が保育所を利用する保護者の相談アクセスに及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      竹下徹 牛島豊広
    • 学会等名
      日本人間関係学会第29回全国大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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