研究課題/領域番号 |
21K02110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
萩原 真 新潟県立大学, 人間生活学部, 助教 (30546099)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖尿病 / 高血糖 / エンドサイトーシス / LDLコレステロール / Rab5 / 炎症 / MAPK / 小胞輸送 / コレステロール / 高グルコース / iNOS / IL-6 / グルコース |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病は高LDL血症のリスクを高め、心疾患や脳梗塞の原因となる。また、高LDL血症薬のスタチンは、血糖値を上昇させるため、糖尿病患者に投与するにはリスクがあることが報告されている。本研究では、糖尿病における高LDL血症の発症に関わる新規メカニズムを解析するとともに、そのメカニズムの標的となる食品由来因子を探し出し、糖尿病における高LDL血症の新しい改善法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
糖尿病は厚生労働省が定める重大疾病の一つである。糖尿病は、LDLコレステロールの血中濃度が高い状態である高LDL血症のリスクを高める。高LDL血症は、動脈硬化形成を促進し、心疾患や脳梗塞の原因となることが報告されており、ヒトを対象とした調査では、糖尿病患者の7割が心疾患と脳梗塞で死亡している。本研究では、糖尿病における高LDL血症発症のメカニズム解明と食品由来成分による高LDL血症改善法を検討する。申請者の研究によって、高グルコースはLDLのエンドサイトーシスを低下させることや、食品由来成分によりエンドサイトーシス活性を上昇させ、高LDL血症を改善する可能性のある因子を見つけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病有病者は、循環器疾患で亡くなる割合が多い。本研究によって、糖尿病における高LDL血症発症のメカニズムが明らかになるとともに、エンドサイトーシス活性を上昇させることによって、高LDL血症を改善する可能性のある食品由来成分を見つけ出した。本研究によって明らかになったメカニズムはこれまでに報告がなく、新たな切り口でこのメカニズムをターゲットとすることによって、糖尿病における高LDL血症を予防・改善する方法が確立されることが期待される。
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