研究課題/領域番号 |
21K02112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
村瀬 浩貴 共立女子大学, 家政学部, 教授 (60525509)
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研究分担者 |
古川 貴雄 共立女子大学, 家政学部, 教授 (70262699)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 3D printing / Additive Manufacturing / textile / SDGs / 3Dプリンティング / 被服 / E-テキスタイル / スマートテキスタイル / 3D Printing / 被服材料 / 3Dプリンタ / 付加製造 |
研究開始時の研究の概要 |
3Dプリンティングの技術を応用して,衣服を作る技術を開発する。研究代表者は,平行に配置した糸間を樹脂の3Dプリンティングで連結した新規な布の製造技術を着想した。既存の3Dプリンタを用いて試作品を作製し,短時間で柔軟な布状構造体が得られることを確認済みである。この布状構造体は織物でも編物でもない「第3の布」と言える。本研究では,この3Dプリンティングによる布状構造体を,立体的な衣服の形状に造形する技術を開発する。さらに,3Dプリンティングの自由な造形機能を利用して,衣服に心拍センサーや発光デバイスを組み込んだスマートウエア化の検討にも取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究では3Dプリンティングの技術を応用し,新規な衣服作製技術を開発することを目的とした。綿糸などの糸を一筆書きのように配列させて平面を充填し、その表面に3Dプリンティングで薄い樹脂パターンを描画して布状体を作製し、この布状体をパーツとして構成した新規な衣服の作製に成功した。また、衣服が円筒状の形態であることを鑑みて円筒座標系で造形する新規な3Dプリンタを開発した。この新規3Dプリンタで衣服状の造形物を作製する技術を検討し、単純なスカート状の構造を造形することに成功した。本研究で作製した衣服は、1着の服が連続した1本の糸で構成される点がポイントであり、リサイクル性に優れる特徴を有する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「環境負荷の小さい技術を用いて自宅で服を作る」という新しい衣生活の実現に向けた基礎技術に関連する。この技術が完成すると、アパレル産業が抱える高い環境負荷と労働問題を一気に解決できる可能性がある。同時に、アジア諸国に生産を過剰に依存している欧米・日本のアパレル産業構造を根底から変革し、日本の繊維産業の復権につながる「破壊的創造(Disruptive Innovation)になりうる可能性を秘めている。
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