研究課題/領域番号 |
21K02118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
門間 敬子 京都女子大学, 家政学部, 教授 (70397561)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 重症果物アレルゲン / GRP / モノクローナル抗体 / 重症果物・野菜アレルゲン / モモ重症アレルゲン / CRD / 果物重症アレルゲン / タンパク質安定性 |
研究開始時の研究の概要 |
食物アレルギーは「アレルギー食品」ではなくアレルギーの原因となる「アレルゲン分子」を考えることが重要である。本研究ではモモ重症アレルゲンであるGibberellin-regulated protein (GRP)について果物・野菜および調理加工した食品中のGRP含量測定、安定性評価を特異的なモノクローナル抗体を用いて行い、GRPがアレルゲンとなる要因を究明する。何をどのくらいどのように食べて良いのかを明らかにすることで、アレルギー患者のQOLの向上に寄与することが期待できる。
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研究成果の概要 |
モモ重症アレルゲンであるGibberellin-regulated protein (GRP) は植物間で保存性が高く、モモ以外の果物・野菜においてもGRPを原因物質としたアレルギーが報告されている。さらにヒノキ科花粉にもGRPが存在することが報告されアレルギーとの関係が重要視されている。本研究では抗モモGRPモノクローナル抗体の交差反応性を利用して、様々な果物、野菜、花粉からGRPを純化すると共に果物・野菜中のGRP含有量を測定し、アレルゲン性を検証した。またスギ花粉GRPに対するモノクローナル抗体を作製した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
果物アレルギーは、若年以降に発症することが多く完治しにくい。また1割程度は重篤な症状を示す。モモ重症アレルゲンであるGibberellin-regulated protein (GRP)は植物間で保存されていることから、他の果物・野菜における存在量を明らかにすることで、アレルギー患者のQOLの向上に寄与することができる。また純化したGRPは患者のアレルゲンの責任抗原の特定に役立てられる。さらに得られた抗体を用いて花粉症との関連について研究を進める予定である。
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