研究課題/領域番号 |
21K02154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 日本女子大学 (2022) 静岡県立大学 (2021) |
研究代表者 |
亀山 詞子 日本女子大学, 家政学部, 講師 (30732945)
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研究分担者 |
桑野 稔子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (20213647)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 食環境 / 居住環境 / 食生活 / 生活習慣病 / 健康状態 |
研究開始時の研究の概要 |
健康寿命を著しく低下させる要因となる生活習慣病の対策は喫緊の課題である。近隣の食環境整備による健康状態の向上が明らかとなっており、住環境の改善が疾患の予防に繋がる知見が得られてきている。しかし、住環境と居住者の食生活習慣の関連についての報告はない。 そこで、本研究では、住居内の食環境として、住環境と居住者の食・生活習慣および健康状態の関連を多角的に分析し、住環境が居住者の生活習慣病予防・改善に影響するかを明らかにすることを目的とする。1年目は、住環境、心身の健康状態、生活習慣、食事摂取状況について、横断調査を実施し、2~3年目にデータ解析、関連要因の検討、学会発表、論文投稿を目指している。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、生活習慣病予防対策を効果的に進めるために、住居内の食環境に着目し、住環境と居住者の食生活をはじめとする生活習慣および心身の健康状態との関連を明らかにすることである。 2022年度は、初年度に行った調査データを用い、住環境と居住者の食生活習慣、食物摂取状況、健康状態の関連について基本データの解析を行った。 対象者は、同一企業に勤務する30~59歳の男性227名である。郵送法により、CASBEEすまいの健康チェックリストによる住環境評価、簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)による食物摂取状況、食生活・生活習慣、健康診断結果による健康状態の調査を行った。回収率は70.9%だった。住環境評価得点の平均点は104点と、全国調査と比較して高い傾向にあった。住環境評価得点を低得点群と高得点群の2群に分け、健康状態、食物摂取状況、食生活・生活習慣について、群間の差の検定を行った。住環境と健康状態との関連については、住環境評価得点の低得点群の方が高得点群より、脂質異常症の有病者割合が高かったが、肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧症の者の割合は、群間で差がなかった。また、食生活・生活習慣については、低得点群と高得点群で、エネルギーおよび栄養素摂取量、アルコール摂取量、運動習慣、喫煙習慣に差は認められなかった。この研究成果について、第69回日本栄養改善学会学術総会にて口頭発表を行った。 今後は、住環境評価得点について部屋・場所別及び健康要素別の観点からも食生活および生活習慣病との関連を検討していく予定である。また、住環境以外の要因と食・生活習慣および心身の健康状態との多角的な検討を試みる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定した通りの内容で調査を実施することができ、基本的な解析は進められているため、本研究はおおむね順調に進展していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、住環境評価得点については部屋・場所別及び健康要素別の観点からも食・生活習慣および心身の健康状態との関連を検討していく。これまでの解析結果からは住環境と食生活・生活習慣との明確な関連は認められなかったため、本調査で得られたその他の要因についても検討を行い、生活習慣病予防対策に資する知見を取りまとめ、学会での成果発表や学術雑誌への論文投稿を行っていく。
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