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JSL児童生徒の教科学習における学習言語の機能の解明に向けた基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02191
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関宇都宮大学

研究代表者

立花 有希  宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (60736198)

研究分担者 小池 亜子 (田中亜子)  国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード外国人児童生徒教育 / 学習言語 / 第二言語習得 / 算数・数学 / 日本語教育 / 第二言語教育 / 移民
研究開始時の研究の概要

本研究は、「第二言語としての日本語」(JSL)を習得する過程にある児童生徒の在籍学級における教科学習の実態分析を通じて、日本の学校教育における学習言語(=教科学習に必要な言語能力)の具体的内容を明らかにし、その効果的な獲得のための方法論の開発を進めるものである。学習言語という概念を置くことによって、JSL児童生徒の教科学習と日本語学習とを相乗的に促進する方法の体系化が進むことが期待される。

研究成果の概要

文献調査および学校での聞き取り調査により、JSL児童生徒の学力形成に関する統一的な理解の不足、JSL児童生徒の在籍学級での学びを支える教材・教授法の欠如が明らかになった。JSL児童生徒の学力分析からは日本生まれの外国ルーツの子どもの学力不振と学年が上がるにつれてその深刻さが拡大することが確認された。日常言語は2~3年で身につくが、学習言語の習得には5~7年かかるという素朴な言語発達観では説明できない現状であり、学び残しの累積的結果ととるべきである。この状況の改善のためには、JSL児童生徒が在籍学級での教科学習に参加できるようにするための教材開発が不可欠である。試作教材は一定の効果が確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的には、日本語教育研究と教科(算数・数学科)教育研究とを架橋し、双方に新たな課題を示した。社会的には、JSL児童生徒の学力形成に資する教材開発の具体的提案により、外国人児童生徒教育の実践的、実際的な改善のみちすじを示した。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ドイツにおけるBildungssprache概念の理論的・実践的展開 : 言語教育を通した包摂に関する一考察2023

    • 著者名/発表者名
      立花有希
    • 雑誌名

      ことばと社会

      巻: 25 ページ: 45-63

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ドイツにおける算数・数学科教育改善の動向-学校教育の現代的課題に対する具体的応答の事例として-2023

    • 著者名/発表者名
      立花有希
    • 雑誌名

      宇都宮大学国際学部研究論集

      巻: 55 ページ: 29-38

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [図書] 異文化間教育ハンドブック2024

    • 著者名/発表者名
      イングリト・ゴゴリン、ヴィオラ・B・ゲオルギ、マリアンネ・クリューガー=ポトラッツ、ドロリト・レンギェル、ウーヴェ・ザントフクス編著、立花 有希、佐々木 優香、木下 江美、クラインハーペル 美穂訳
    • 総ページ数
      648
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      9784750356877
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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