研究課題/領域番号 |
21K02247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 玉川大学 (2022-2023) 開智国際大学 (2021) |
研究代表者 |
八尾坂 修 玉川大学, 教師教育リサーチセンター, 客員教授 (20157952)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メンタリング機能 / 離職・定着 / 学校組織環境 / 校長経営実践 / 公正性・包摂性 / サーバント・リーダーシップ / 教員定着・離職 / スピアーズ10の特性 / 校長の経営実践 / 新任校長 / 教員インダクション / メンタリングの構造的特質 / メンタリング創出効果 / ターンオーバー(離職,異動) / 教育長インダクション / 校長 / 教育長 / インダクション / メンタリング / アメリカ |
研究開始時の研究の概要 |
わが国では近年「学び続ける教育長」の育成,校長の育成指標に基づく学校マネジメント力向上,メンタリング研修の機会が政策課題となっていることを踏まえつつ,アメリカ各州における新任教育長・校長に対するインダクションとメンタリングプログラムの構造的特質について,研修主体,専門的学習内容,メンタリングの運用構造,プログラムの有効性,独自性,リーダーシップ能力評価スタンダードの活用,免許更新・上進制との関連の視点から,州間・州内の同質性・異質性を探る。
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研究成果の概要 |
本研究では主に以下の点を考察した。1.アメリカ新任校長、新任教員インダクションにおけるメンタリングの導入背景と構造的特質。2.米国都市部のニーズの高い学校における教員離職・定着と学校組織環境との関係性。3.アメリカ学校長におけるサーバントリーダーシップの行動特性と役割効果。 学校組織組織環境における公正性・包摂性に基づく組織マネジメント能力、プロフェッショナルな学習文化への創意を有するサーバントリーダーシップ的役割を有する校長、教育長の役割を無視できない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1.都市部のニーズの高い困難校における教員定着を学校組織環境との関係性で捉えると、以下の意義を見出せる。まず公正性に基づく組織マネジメント能力、専門職文化への創意、包括的なガバナンスを有する校長のサーバント・リーダーシップ的役割が不可欠であった。それとともに生徒と教師の社会的正義に基づく人道的志向と多文化受容の協働性・同僚性、教員養成における困難校での臨床経験とコースワークとの連関重視を看過しえない。また新任校長、新任教員への効果的なメンタリングはメンターへのサクセスにもンパクトを与えるとともに、学校組織、学区の改善、ひいては生徒のウエルビーイングにも有益性をもたらしている。
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