研究課題/領域番号 |
21K02256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
木戸口 正宏 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (90405093)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 子ども・若者 / 社会的自立 / 子どもの貧困 / 移行研究 / 社会的困窮 / 教育実践 / 学習支援 / 子ども・若者支援 / 地域社会 / 貧困 / 子ども / 若者 / 支援実践 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、貧困・経済的困窮のもとで、社会的自立をめぐるさまざまな困難に直面している子ども・若者を支える教育実践・支援とはどのようなものであるか、またそうした取り組みを包摂しながら、子ども・若者が未来への見通しをもって生活し、自らの人生を当事者として生きぬくことを支えるような地域とはどのようなものであるのか、学校内外の多様な領域において取り組まれている支援実践(またそうした実践を可能にしている地域コミュニティの存立条件)にそくして、明らかにすることを目的としています。
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研究成果の概要 |
本研究は北海道釧路市を中心とする道東地域を対象に、貧困・経済的困窮のもとで、社会的自立をめぐるさまざまな困難に直面している子ども・若者を支える教育実践・支援とはどのようなものであるか、また子ども・若者が未来への見通しをもって生活し、自らの人生を当事者として生きぬくことを支えるような地域とはどのようなものであるのかを、明らかにすることを目的として取り組まれたものである。調査を通じて、対象地域においても、この間の子ども・若者支援実践の蓄積の上に、いままで支援の手が行き届いてこなかった若者や、就労等の社会参加から排除されてきた若者たちへの新たなアプローチや支援実践が始まっていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が、子ども・青年の貧困など、社会的困難の集中する地域のひとつである釧路市を対象として、福祉行政やNPOなどと協力しながら、総合的・継続的な調査を行い、もって若年者の移行過程の実態とその背後にあるさまざまな規定要因を、地域社会の具体的な諸構造にそくして明らかにすること、さらにはそのような地域で試みられている子ども・若者支援の全体像とその教育的意義を明らかにすることを目指していることは、独創的な点のひとつであると考えられる。また調査対象を子どもや学卒者に広げ、その人生経路にそくした総合的な支援のあり方を考察することは、支援の継続性や世代をまたいだ有効性を検討する上で重要な意味を持つと考える。
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