研究課題/領域番号 |
21K02265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
古市 直樹 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (00823882)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 授業研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、校内授業研究会における教師たちの協同的な知識構成の構造の詳細を解明することを目的とし、校内授業研究会の事例を教師たちの共同行為として分析するものである。共同行為の生成過程への着目によって授業研究会の実態の精緻な解明に寄与するとともに、協同的な知識構成の構造の解明によって教材やカリキュラムの構成における教師の専門職性についての考察に寄与する。「協力学習(cooperative learning)」の理論と対照される「協同学習(collaborative learning)」の哲学に基づくカリキュラム・デザインのあり方を教師たちの授業研究会の実態から探る契機となる。
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研究実績の概要 |
主に小学校における授業実践とそれについての事後の研究会を観察し撮影した。また、その授業実践の映像を、事後の研究会の中でも会話における文脈共有や省察のために活用してもらった。とりわけ若手教師による授業実践のデザインを協同的に再構成していく上で思考の具体性を高めることに生かし、教室における位置どりや教室空間全体の使い方についての省察にもつなげることができた。 また、教師の専門職性に寄与する協同的な学びについての先行研究の成果に基づきつつ、知識や学びやカリキュラムそのものについての教師たちの認識の変容の諸相を校内授業研究会における教師たちの協同的・重層的省察の中に見出して、実践的見識の再構成を中核とする教師たちの知識構成の特徴について考察を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
理論的知見の構成や再構成を実地研究に基づいて概ね計画通りに進めることができている。
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今後の研究の推進方策 |
授業や授業研究会の記録を本研究の目的に基づいて継続し、理論的検討を重ねて、研究成果を適宜学術論文としてまとめる。
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