研究課題/領域番号 |
21K02309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
小谷 裕実 京都教育大学, 教育学部, 教授 (10294266)
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研究分担者 |
村田 淳 京都大学, 学生総合支援機構, 准教授 (00742305)
宮谷 祐史 京都大学, 学生総合支援機構, 特定助教 (90950767)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発達障害学生 / 高等教育機関 / キャリア発達支援 / ICT支援 / インターンシップ / キャリア支援 / 企業 / リモートワーク / 障害学生 / ICT支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、発達障害者へのリモートワークを導入した雇用モデルの構築を目的とし、産学公協働システムに基づく、発達障害学生を対象としたICT支援付インターンシップを開発構築する実証的研究である。 障害学生支援への修学支援で用いられるICT活用コンテンツを応用し、発達障害学生を対象としたインターンシップの支援に導入する。インターンシッププログラムは、公的就労支援機関と共に実施する企業調査に基づきリモートワークを切り出した上で作成し、発達障害学生とのマッチングを行う。以上により構築したICT支援付インターンシップの効果の検証と発達障害学生へのキャリア教育の体系化をはかる。
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研究実績の概要 |
【研究の目的】本研究は、発達障害者へのリモートワークを導入した雇用モデルの構築を目的とし、産学公協働システムに基づく、発達障害学生を対象とした、ICT支援付インターンシップを開発する実証的研究により、今日的職業課題を解決に導くものである。本研究のポイントは、(1)発達障害者の就労促進を、産学公協働による高等教育機関でのキャリア教育プログラムに位置付けること。(2)これまで障害者就労支援で実施されている体調管理システム、障害学生を対象とした修学支援用のICT活用コンテンツを、発達障害学生のキャリア教育に応用すること。(3)リモートワークをインターンシップに導入し、発達障害学生の自己理解、職業理解、ストレス度と、企業の障害者雇用意識を評価し、発達障害特性により類型化すること、の3点にある。 【研究実績】令和3~4年度に実施したインターンシップ実施のための基礎データである、大学と企業を対象としたアンケート調査とインタビュー調査を基に、令和5年度には発達障害学生5名(参加者)に対し、企業1社(学生2名)および就労支援事業所1カ所(学生3名)の協力を得て、インターンシップ事業を実施した。インターンシップの1週間~1か月前からICT支援を開始し、支援者と参加者のラポール形成をはかり、インターンシップの事前事後で業職理解、自己理解、就労準備性の変化を尺度と就労パスポートにより測定した。企業と就労支援事業所による参加者への他者評価も行われた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナ感染症の影響で、これまでインターンシップについては延期せざるを得なかったが、令和5年5月に5類相当に変更されたことから、長期休暇(令和5年8月、令和6年3月)を活用して、参加者と企業を募り、協力を得てインターンシップを実施することができた。 インターンシップ参加者からは、ICT支援により就労への不安が軽減し、意欲的にインターンシップを取り組むことができ、職業理解・自己理解が促進されたとの意見が多く聞かれた。支援者側も、ICT支援を通して、それまで語られなかった発達障害学生の不安や、隠れた能力に気づくことがあり、相互理解が進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
今年度もインターンシップを継続して実施し、データの収集を行う。加えて、得られた課題や支援方法について分析し、発達障害特性により類型化を図ることにより、発達障害学生の高等教育機関における、有効なインターンシップのモデルを開発し、広く社会に提唱したい。また、令和4年度に実施したインタビュー調査の学会発表と、これまでの成果の論文執筆を行う予定である。
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