研究課題/領域番号 |
21K02363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 東京家政大学 (2023) 日本女子体育大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
沢田 真喜子 東京家政大学, 人文学部, 准教授 (80363555)
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研究分担者 |
杉崎 弘周 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (30612741)
植田 誠治 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (90193804)
水野 祥子 人間環境大学, 看護学部, 准教授 (60728179)
勝川 由美 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (20438146)
坂梨 薫 関東学院大学, 看護学部, 教授 (60290045)
高橋 修一 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (10736804)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 学校医 / 学校医制度 / アクセビリティ / 学校と医療との連携 / 子どもの健康支援 / 小学校学校医 / 学校健診 / 結核検診 / 就学時健診 / かかりつけ医との連携 / 資源ネットワーク / 学校連携 / 健康支援 / コミュニティベースアプローチ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,子どもの健康支援を推進するために,学校医の資源(専門知,スキル,保健医療機関とのネットワーク)を可視化し,地域と学校の保健連携促進モデルの開発を目的とする。 具体的には,1)専門医の地域偏在化が学校医の職務に及ぼす影響,2)学校関係者と学校医や地域保健医療機関における連携を推進させる要素を明らかにし,3)地域の保健特性や学校医の提供可能な資源を基に「何が可能か」を可視化する学校医ネットワークマップを作成する。学校医ネットワークマップは,学校関係者による学校医・地域保健コミュニティに対する認知度と近接性(地理・経済・時間・精神的)を検証し,学校種・地域間比較による応用可能性の検証を行う。
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研究実績の概要 |
今年度は,学校関係者が保健教育を効果的に推進するための外部講師の活用という観点から,インターネットにおける情報提供のアクセシビリティについて検討した。対象を,全国の医師会及び助産師会の公式ホームページとし,保健教育のための講師派遣に関する情報の提供状況及び実績について調査を行った。 また,がん対策基本法や自殺対策基本法等に関連した学校向けの情報提供サイト,文部科学省や各教育委員会が作成した外部講師活用のガイドラインや実践例等の報告内容を整理した。 これらは,外来小児科学会第22回園・学校保健勉強会において,学校医の資源をいかしたサスティナブルな保健教育と題して報告した。園・学校医として実践経験豊富な医師から,所属医師会による違い,学校と医療との連携上の障壁等について,指摘や助言を多数を受けることができた。これにより,今後のインタビュー調査実施に向けた足掛かりとして,九州,四国,関西,関東地区の学校保健活動及び協力依頼の方法等の課題を明確化できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
所属大学を異動したこと及び異動先の大学において突然の中途退職等が生じたことの影響から,担当科目等へのエフォートをかける必要性が生じ,結果的には研究活動の遂行がやや困難になったため,当初,予定していた計画が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
足がかりをつくることのできた学校医に対するフォーカスグループインタビューを実施し,1)学校医活動を継続する学校医の資源とその形成過程,2)学校医に対する学校の認識とニーズの実態把握,3)学校のニーズと学校医の資源を生かした学校医活動について分析を行う。さらに,協力の得られた学校医が担当する学校の教員及び管轄する教育委員会への研究協力を依頼する。 フォーカスグループインタビューの分析結果をもとに,学校医及び学校関係者(教員,教育委員会等)への質問紙調査表を作成し調査を実施する予定である。
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