研究課題/領域番号 |
21K02398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 環太平洋大学 |
研究代表者 |
大橋 節子 (大橋節子) 環太平洋大学, 次世代教育学部, 教授 (80713073)
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研究分担者 |
中原 朋生 環太平洋大学, 次世代教育学部, 教授 (30413511)
上田 敏丈 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (60353166)
内田 伸子 環太平洋大学, 次世代教育学部, 教授 (70017630)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ニュージーランド保育 / テ・ファーリキ / ラーニング・ストーリー / コーナー遊び / ウェルビーイング / 非認知能力 / 学びの物語 / 学びに向かう構え / アセスメント / 市民性育成 / ニュージーランド / 乳幼児教育カリキュラム / 保育指針 / カリキュラム・フレームワーク / 保育者 / 二文化主義 / マナ / 乳幼児教育 / ラーニングストーリー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では心理学と教育学の研究者が学問の壁を越えて連携・協働しテ・ファーリキ(英語版)の全日本語翻訳を行うとともに、お互いの知見と研究手法を駆使してテ・ファーリキにおける非認知能力育成の論理を解明し、その論理に基づく我が国の保育者向けの研修プログラム開発をめざす。そうすることで以下の学術的問いに答える。 RQ1:なぜテ・ファーリキは先進的なのか? RQ2: 特にテ・ファーリキにおける非認知能力育成の論理とは? RQ3:『テ・ファーリキ』の論理を我が国の保育に応用するプログラムの在り方は?
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研究実績の概要 |
最終年度である2023年度は、①研究成果を広く一般に公開する「ニュージーランド保育研究シンポジウム」を2023年9月に実施するとともに、②研究成果をまとめた保育者向けリーフレット「ニュージーランド保育から日頃の保育をリフレッシュ」を2023年3月に公刊した。 ①「ニュージーランド保育研究シンポジウム」では、「なぜ、いまニュージーランド乳幼児教育カリキュラム『テ・ファーリキ』なのか」、「ニュージーランド保育関係者が語るニュージーランドの保育」、「ニュージーランドにおける遊びを通した保育の実態(環境・遊び・記録)」について研究成果の報告を行った。なお、本シンポジウムは、本研究グループが開発したニュージーランド保育に関する保育者研修プログラムを試行的に実践する目的も有し、保育現場の保育者に参加いただいた。 ②保育者向けリーフレットは、上記した保育者研修プログラムで使用を前提に「ニュージーランドの保育」、「テ・ファーリキの背景」、「テ・ファーリキの5つの要素」、「日本への応用について」について研究成果を写真とともに簡潔にまとめた。特に「テ・ファーリキの5つの要素」である「ウェルビーイング」、「帰属感」、「貢献」、「コミュニケーション」、「探究」のうち、第1の要素である「ウェルビーイング」の概念に注目し、心身の健康と社会的な安心をベースとして子どもたちの「幸福感」の重要性について分析した。 このように最終年度の活動は、これまでの研究成果を社会に出力していくことを重視した研究活動を展開した。
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