研究課題/領域番号 |
21K02459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
横山 剛士 金沢大学, 学校教育系, 教授 (30567904)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 部活動 / 自律的学習 / 自律性支援 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の子どもたちのスポーツライフは、学校の部活動に支えられてきた。しかし、現在、 部活動システムは、子どもたちの多様な思いやニーズに応えきれていない現状に陥っている。 本研究の目的は、生徒自ら、運動やスポーツの楽しみをみつけようとしたり、計画的に目標達成しようとする主体的な学習を「自律的学習」と捉え、その能力を活かした部活動運営を実現する条件を解明することである。本研究は、部活動改革に取り組むパイロットケースを調査・分析し、部活動における生徒の自律的学習とそれを促す教師(指導者)の支援行動の実態を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、生徒自ら運動やスポーツの楽しみをみつけようとしたり、計画的に目標達成しようとする主体的な学習を「自律的学習」と捉え、その能力を活かした部活動運営を実現する条件を解明することである。具体的には、生徒の自律的学習を活かして部活動運営しているパイロットケースを調査・分析し、生徒の自律的学習を活かした部活動の条件を検討することである。 本年度は、パイロットケースの調査を実施した。一つは、生徒の自律的学習を促す教師(指導者)の支援行動に関する事例であり、いま一つは生徒が主体的に部活動に関わっていく事例である。前者の自律的学習を促す教師(指導者)の事例に関して、先行研究では、指導者がコントロール行動をよりも、支援的行動をとるほうが、自律的学習を促すとされている。調査対象の指導者についても、支援的行動を意図的に採用していることが示唆された。 後者の生徒が主体的に部活動に関わっていく事例は、部活動改革の実践に取り組んでいる研究者の協力を得て、調査を行った。こちらについては、部活動という場を創る主体として生徒の自律性を分析しようとするものである。先行研究で検討した言語教育学では、学習者の自律性を社会的行為主体として社会へ参加、創造するものと捉える必要性が強調されている。生徒も多様で異質な他者とともに、適切な運動の機会や場を創る能力があると推察される。こちらの部活動改革が進行中ということもあり、調査を継続する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
部活動改革の実践に関わる研究者の協力を得て、パイロットケースのヒアリング調査を実施した。部活動改革に取り組む関係者へのヒアリング調査を開始したが人数が少ないため、より多くの関係者へのヒアリング調査を進めていく。
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今後の研究の推進方策 |
パイロットケースのヒアリング調査を開始しているので、より多くの関係者へのヒアリング調査を進めていく。また、生徒の自律的学習を活かした部活動への改革要因を探るため、関係文書資料の収集・分析を行っていく。
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