研究課題/領域番号 |
21K02461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
隼瀬 大輔 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (30623863)
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研究分担者 |
桂川 成美 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (20637855)
小室 明久 中部学院大学短期大学部, 幼児教育学科, 講師 (80847088)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 地域素材 / 地域題材 / 伝統工芸 / 図画工作科・美術科教育 / 岐阜県 / 図画工作科・美術科 / 木材 / 和紙 / 題材開発 / 地域材料 / 図画工作 / 美術 / 伝統的工芸品 / 図画工作科 / 美術科 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、岐阜県内で産出される土、木材、紙などの素材・原料を用い、県内の教員養成大学教員および附属学校教員と協力し、幼小中の教育現場で活用できる地域独自の教材・題材を開発する。そのために、まず平成29年に改定された学習指導要領に伴う図工・美術の教育現場を調査し現状の課題を見つけ、課題解決となるような具体的教材を開発し実践・検証する。とくに、地域工芸産業に使用される土、木材、紙などの原材料の中でも、安定的に供給ができるものについて調査し、それらを用いて先行事例となるような教材・題材を開発し、図工・美術教育の現場で容易に活用できるような仕組みを構築する。
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研究成果の概要 |
岐阜県は粘土や木材の産出量が全国的に見ても多く,それらの材料を用いた歴史ある工芸品が存在する。このような材料や文化を用いて地域独自の図画工作・美術の教材・題材の開発ができると考えた。県内で地域題材を扱われてきた図工・美術の指導案などの調査,地域内にある伝統工芸品や粘土,木材,紙に関する材料・用具・技法などの調査,県産材の販売・購入に関する制度の調査を行った。そして,岐阜県内の幼保小中高の教員養成に携わっている研究分担者の所属する学生や現職教員と共に題材・教材の開発・実践を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して,地域に伝承された工芸品や産業化されたものづくり,県と関連事業者による地域材料の有効活用を促す制度,県内の教育現場での郷土愛を育もうとする教員の取り組みなど県内の地域活性化や郷土学習に関する取り組みついて調査・検証することができたことは学術的意義がある。 また,それらの情報や材料を元に地域教育を担う学生や現職教員,大学教員が協力し地域理解を深めながら、題材開発の経験値を高め題材・教材を開発することができたことは,今後の文化継承や地域教育の発展につながると考えられる。
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