研究課題/領域番号 |
21K02497
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
寺床 勝也 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (70264455)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | ティンカリング / 木育 / 環境構成 / ものづくり / 幼児教育 / フロー状態 / エモーショナルデザイン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、幼児以上の就学前教育および学童期(以下、子ども)を対象に、「ティンカリング(tinkering)」な活動を通して、素材である木材に自由に触れ、自由に製作し、失敗や試みに対して寛容な環境構成を実現する「木育」空間を提供するための研究開発をめざすものである。現代の子どもたちに必要な直接体験を補い、遊びながら科学技術や原理・法則を体感できるティンカリングな木育空間を提供するために、どのように創造性を高めていくのかを明らかにし、ティンカリングのもつ教育効果について、子どもの「フロー状態」を評価軸に検討していくものである。
|
研究成果の概要 |
本研究は、ティンカリングを実現できる木育空間の開発を行った。 ティンカリングな活動は、自由なものづくり体験を通してさまざまな教育効果をあげる手法である。幼児向けの木育活動では、自由な発想で家づくりを製作体験し満足度の高い結果となった。ティンカリングの教育効果は、集中力と満足度を高めるとともに、主体的な学びに向かう姿勢を確認できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ティンカリングな教育活動は豊かな直接体験を提供することである。自由なものづくり環境のなかで、自らの発想を試行錯誤しながら展開するときに、科学的視点や物理的法則に自然に触れ、新しいものづくりのタネを自らが創造していく過程である。この教育手法は、幼児期から実現可能であり、特に環境を通して行う木育活動は、幼児期に達成すべきさまざまな心身の発達を寄与するといえ、引き続くSTEAM教育の基礎となるといえる。
|