研究課題/領域番号 |
21K02498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
井上 次夫 高知県立大学, 文化学部, 教授 (30342463)
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研究分担者 |
小野 雄一 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70280352)
中村 篤人 奈良工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (80619867)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オンライン授業 / ICT活用 / 指導技術 / 中等国語科 / 模擬授業 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、教師のICT活用指導力の育成に関するプログラム開発とそこで使用する教師用Web教材の開発を行う。 [1]ICT活用指導技術力育成プログラムの開発を行う。その具体的内容としては、①課題の発見 ②協議 ③解決、④習得・実践・評価を扱う。 [2]教師用のICT活用指導技術力習得・向上を目標とするWeb教材の開発を行う。その具体的内容としては、①指導事項の選定(調査・分析・類型化・改良・完成)、②指導技術の選定(同上)、③Web教材の開発(使用・検証・改訂・完成)を扱う。
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研究実績の概要 |
本研究は、学校教育においていっそう重要度が高まっているオンライン授業でのICT指導技術の習得・運用・評価の内容・方法はどうあるべきかを明らかにすることを目的とする。 そこで、中等教育における特に国語科の同時双方向型オンライン授業を中心に、現在の対面授業の状況を踏まえながら、新型コロナ禍の影響、デジタル社会の到来を契機に、今後、オンライン授業に必要となる新たな指導技術の具体的内容、その習得・運用・評価の在り方を研究している。まず、ICT指導技術の習得過程・運用法、学習状況といった一連のプロセスを可視化可能なオンライン授業に着眼し、教師及び教職課程の学生が実践した国語授業録画の分析を行う。そして、国語科の文法(助動詞、係り結び)・説話(「伊勢物語」筒井筒)・故事成語(「淮南子」塞翁が馬)、翻訳小説(魯迅「故郷」)等の中学校、高等学校の教材を対象に教師(授業者)のためのICT指導技術習得用Web教材を開発し、評価を行っている。 令和4年度は、オンライン授業で扱う文法・説話・故事成語の指導に関して、対面授業で行われた学習指導案、授業記録・動画、関係文献を対象とする調査、計画に基づき、一定程度の収集を行うことができた。また、これまでに研究代表者が行った2大学でのオンライン授業動画に加えて新たなオンライン授業の動画について本学で研究分担者と研究協議を行った。そして、教職課程の学生が行った中学校国語教材のオンライン授業動画について言語表現面、ICT操作面から分析を行った。さらに、国語教職希望者対象の対面授業においてICT活用を取り入れたグループ・プレゼンテーションを試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、オンライン授業動画を主要な研究データとし、教員による授業及び教職課程の学生による模擬授業など一定数の動画の収集が進んだ。一方、今年度は研究者の業務が多忙であり、資料分析、研究遂行に想定以上の時間を要しているため、やや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
整理が進んでいる対面授業での文法・説話・故事成語、新たに翻訳小説を加えた学習指導における学習目標・指導内容・指導方法、指導技術に関する分析を行う。そして、そこで用いられている指導技術について分析・類型化を完成させる。 そのうえで、オンライン授業でのそれらの学習指導に適切・有効な指導技術とは何か、また、対面授業とオンライン授業というハイブリッド型授業におけるオンライン授業の位置付けとあり方を明確にすべく考察を進める。
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