研究課題/領域番号 |
21K02504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 名古屋学芸大学 |
研究代表者 |
井澤 昌子 名古屋学芸大学, ヒューマンケア学部, 准教授 (80352996)
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研究分担者 |
下村 淳子 愛知学院大学, 健康科学部, 教授 (60512647)
大川 尚子 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (70369685)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 健康相談 / 保健指導 / 学校経営 / 養護教諭 / 学校長 |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの抱える健康課題の現状を整理し、学校経営や組織マネジメントの視点から健康相談・保健指導を捉え、健康課題の早期発見・迅速解決・再発予防に必要な支援体制を明らかにし、学校における健康相談・保健指導の望ましい在り方について考察する。さらに、保健指導教材の開発を行い、その有用性について評価し、効果的な情報提供の方法を検証する。
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研究実績の概要 |
2021年度~2022年度は学校における健康相談に関する課題について、「健康相談」「養護教諭」「学校長」のキーワードを基に、データベースを用いた文献検討を実施した。2022年度は文献検討で整理された課題の「組織体制」「養護教諭の役割」「今後の課題・展望」に関する内容を基に、7名の学校長に、対面及びZoomを利用した半構造化面接調査を実施し、学校経営の視点から健康相談の課題を捉え直した。その結果、「連携」「情報共有」「校内研修」「少経験者へのフォロー」「時間・人材の不足」「環境整備」等の課題が整理できた。面接調査の結果を分析した所、養護教諭経験の有無別で「地域連携」や「関わり」等の違いが見られたため、2023年度は2名の学校長経験者を対象とした追加調査を実施した。面接調査の結果は、最終的に、養護教諭経験者4名と養護教諭経験のない校長4名の結果をもとに分析し、学校経営の視点から捉えた健康相談・保健指導の課題を再整理した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度に面接調査を追加実施したため、分析・報告が予定より遅れている。2023年度に実施予定だった郵送調査を2024年度に予定している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は文献検討・面接調査で得た課題の解決策を検討するために、郵送調査を実施する予定である。面接調査は実施数が限られており、地域に偏りがあったため、全国的な郵送調査を行うことで、組織体制や研修制度、環境整備に関する示唆を得たい。
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