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幼児期における感性の育みを促す<身体・造形・音楽>の融合的表現に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02509
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関滋賀短期大学

研究代表者

北尾 岳夫  滋賀短期大学, その他部局等, 教授 (40461149)

研究分担者 深尾 秀一  滋賀短期大学, その他部局等, 教授 (40837647)
柚木 たまみ  滋賀短期大学, その他部局等, 教授 (80413318)
三上 佳子  滋賀短期大学, その他部局等, 准教授 (50899094)
竹内 晋平  奈良教育大学, 美術教育講座, 教授 (10552804)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 交付 (2021年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード幼児教育 / 身体的活動 / 造形・音楽 / 融合的表現 / 感性
研究開始時の研究の概要

幼児の表現活動において身体・造形・音楽を総合的に扱うことについては、幼稚園教育要
領等の前提にもなっており、それらが重なる領域を対象とした先行研究は数多く発表されている。しかし、幼児の動作・行為から始まる原初的な表現を扱った研究事例は管見の限り少数であり、幼児にとっての本質的な融合的表現の諸相を明らかにしていくことが必要である。
本研究では、幼児の感性を育むとともに対象・事象の認識や思考力を育成する身体・造
形・音楽の融合による表現活動のあり方を解明し、保育者研修等の教材開発を目的とする。

研究実績の概要

令和3年度は、研究計画調書に記載した「本研究の目的」のうち、「幼児の表現活動(造形・音楽を含む)に埋め込まれた身体的な動作・行為には、児童期以降の発達段階と比較してどのような特性があるのか」について明らかにするための研究活動を推進した。
具体的には、研究協力園における保育実践研究を通して、「表現に伴う動作・行為についての運動学的分析」の試みのひとつとして、今回は造形表現をテーマに取り上げた。幼児の動作を含め、実践活動全体の活動状況を把握するため、活動風景を複数のデバイスで多方向から撮影した動画をマルチコントロールすることによって一元的に録画するとともに、活動中に観察された特徴的な動作を抽出し、二次元動作解析ソフトを活用した乳幼児の描画動作の運動学的分析法等を援用して造形表現活動における動作の可視化を行った。その結果、今回保育実践を行った造形表現活動においても環境構成について配慮することによって、全身を使った身体表現が出現する傾向があることが明らかになった(雑誌論文に該当)。
なお、上記研究成果については、研究代表者所属機関のホームページ内の学術情報リポジトリにおいてオープンアクセス(研究紀要 第47号 vol.2「身体的活動を基盤とした造形・音楽の融合的表現の意義Ⅱ-幼児期における造形表現活動に内包された身体的諸相から-」)としている他、本研究課題の成果発信のために設けたWebサイト(備考に該当)上で、保育実践の経過等とともに公開している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

全国的な新型コロナウイルス感染症の流行等の影響により、令和3年度内に「表現に伴う動作・行為についての運動学的分析」を完了することができていない。
令和4年度・上半期内に保育実践を行うことについて研究協力園より内諾を得ており、特に研究内容の変更は行わない予定である(雑誌論文での発表を予定)。

今後の研究の推進方策

前述のように、現在やや遅れている運動学的分析を実施することのほか、令和4年度内に設定している具体的なタスクは下記のとおりである。
・令和4年度上半期までに得られた知見をもとにして、融合的表現の支援および環境構成のために必要となる見方や考え方について議論するための研究集会または保育者を対象とした研修会を開催する(対面またはWeb上での遠隔により実施)。ここでの議論によって得られた視点をもとにして、保育における身体・造形・音楽の融合的表現の枠組み構築を図る。
・上記の研究集会または保育者を対象とした研修会の開催と並行し、感性を育むとともに対象・事象の認識や思考力を育成することができる身体・造形・音楽の融合による表現の効果を検証するための臨床的調査を行う(雑誌論文での発表を予定)。
・令和4年度の研究活動を総括し、課題を抽出する。

報告書

(1件)
  • 2021 実施状況報告書

研究成果

(2件)

すべて 2022 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 身体的活動を基盤とした造形・音楽の融合的表現の意義Ⅱ  -幼児期における造形表現活動に内包された身体的諸相から-2022

    • 著者名/発表者名
      深尾秀一・北尾岳夫・柚木たまみ・三上佳子・竹内晋平
    • 雑誌名

      滋賀短期大学研究紀要

      巻: No.47 Vol.2 ページ: 71-78

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [備考] 幼児期における感性の育みを促す<身体・造形・音楽>の融合的表現に関する基礎的研究

    • URL

      https://hoiku-hyogen.jp/index.html

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2022-12-28  

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