研究課題/領域番号 |
21K02557
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
太田 尚孝 東京理科大学, 教養教育研究院神楽坂キャンパス教養部, 教授 (40223838)
|
研究分担者 |
佐藤 陽子 鎌倉女子大学, 教育学部, 講師 (80847806)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | ICT教育 / 理科教育 / ICT |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは,2015年度から5年間に渡って,「家庭の台所で実施可能な新しいマイクロスケール実験教材」を複数開発してきた。本研究では,これまでに申請者らが開発した教材や「今後提示可能な新教材」を緊急事態宣言が出された際などに活用可能な遠隔指導対応型のツールに改良して行く。具体的には,オリジナル小型実験キットとICT機器を活用した教育方法を提唱して行く。併せて,向こう2年間に渡って,科学クラブや家庭科クラブの場での教育効果を調査し,学術論文や学会の場で積極的に公開して行く。
|
研究成果の概要 |
本研究の第一の成果は、小型の小麦アレルギー対応型のクレープ作りに伴う有機物・無機物の判別実験,生麩団子,浮き粉団子,とろみあん作りに伴う強力粉の廃棄率がゼロのグルテンの抽出実験,ストロベリーパウダーを用いた科学的なミニジャム作り,サイリウムなどを用いた熱源不要型の溶けないミニアイスボール作りの手法などを提唱したことである。第二の成果は、ICTを活用して、色の異なる野菜の廃棄部位(メークイン,ノーザンルビー,シャドークイーン,カボチャ)から白色のデンプンを抽出する方法と、ベジタブルパウダーを用いた溶媒抽出学習用のミニドレッシング作りの方法を示した動画の製作を試みて遠隔教育に活用したことである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提唱した小型の実験教材は、毒物,劇物,有機溶媒などの廃液処理が必要な物質や、強酸,強塩基を用いないため、家庭の台所,普通教室,公民館の集会所などで使用することが可能である。ICTとオンデマンド動画を用いた遠隔指導用の教材としての活用,初等中等教育の現場での活用,夏休みの自由研究課題としての活用,年齢や実験・観察のスキルに差がある参加者が集まる科学イベントの場での活用が可能だと考えられる。
|