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持続可能な衣生活の構築にかかわる実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02604
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

篠原 陽子  岡山大学, 教育学域, 教授 (50335832)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
キーワードESD / SDGs / 被服学 / 衣生活 / 家庭科 / 教育内容開発 / 持続可能性 / LCA
研究開始時の研究の概要

本研究は,持続可能な衣生活を構築するために,被服学(家政学)の視点から,生活者の衣生活と関連する持続可能な開発目標(SDGs)を整理し,衣生活における今日的課題の解決をめざすとともに,その成果をもとに,子どもたちの持続可能な生活を実現するために,小・中・高等学校家庭科衣生活領域のESD教育内容を開発する実践的研究である.
本研究計画は,人権保護や法令等の遵守が必要とされる事象が発生した場合は,関連する法令に基づき,研究機関内外の倫理委員会等の承認を得るなど必要な手続き・対策等を行った上で研究計画を実施する.

研究実績の概要

本研究は,持続可能な衣生活を構築するために,被服学(家政学)の視点から,生活者の衣生活と関連する持続可能な開発目標(SDGs)を整理し,衣生活における今日的課題の解決をめざしている.またその成果をもとに,子どもたちの持続可能な衣生活を実現するために,小・中・高等学校家庭科衣生活領域のESD教育内容を開発する実践的研究である.本研究は次の4段階で進める.第1段階 生活者の衣生活(被服行動)にかかわる持続可能な開発目標(SDGs)を整理する.第2段階 1を基に持続可能な衣生活の実践に向けた衣生活管理シートを開発し実践する.第3段階 1,2を踏まえた小中高等学校家庭科衣生活領域のESD教育内容を開発する.第4段階 研究全体を総括し課題や限界を整理する.
研究3年目の2023年度は研究計画に従い,①前年度に作成したSDGs衣生活指標に基づき,LCA評価手法を導入した衣生活管理シートを開発し実践した.②環境と気候変化に対応するための被服の着方を実践するための被服衛生学実験ならびにESD教育内容を開発し,衣生活におけるSDGs・ESDについて基礎データを蓄積することができた.③関連する研究動向を把握するために日本教科教育学会第49大会(弘前大学)に参加して資料を収集すると共に,これまでの成果「持続可能な衣生活のための被服管理―環境負荷低減意向別洗濯行動の分析―」を発表した.また2024年開催の国際家政学会IFHE(アイルランド大会)の参加に向けて発表要旨「New Life Cycle Inventory Analysis Practices for Consumers Towards Sustainable Clothing Management」を準備し受理された(審査有り).

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度の研究計画に従い研究を進めることができた.ただし,アジア地区国際家政学会ARAHE(マレーシア大会)に参加予定であったが,新型コロナウイルス感染流行のため参加を見送った.一方,国際家政学会IFHEはコロナ禍の影響で変則的な開催となり,2024年にアイルランドで開催されることとなった.そのため2023年に発表要旨の審査があり受理された.初年度2021年度からこれまでの研究が順調に進んでいること,「衣生活管理シートの開発と実践」,「環境と気候変化に対応するための被服の着方を実践するための被服衛生学実験ならびにESD教育内容を開発」を終えることができた.今後これらの成果をまとめて発表,投稿をしたいと考えている.以上より,2023度の研究目標を十分達成することができたものと判断した.

今後の研究の推進方策

4年目2024年度は研究計画に従い次の①から④に取り組む.
①最新の被服学の学術書,関連資料等を収集し,分析を強化する.
②生活者のための衣生活管理シートを活用した実践を試み,評価する.
③資源・環境に配慮した被服管理を実践するための被服管理学実験ならびにESD教育内容を開発する.
④国際家政学会IFHE(アイルランド),日本教科教育学会(筑波大学)で研究成果を報告し助言を受ける.

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Proposal for Creativity-oriented Inquiry-based Classes for Liberal Arts Education in Universities Analysis of Practical Results of the Liberal Arts Education Class “Creativity in Life” at Okayama University II2024

    • 著者名/発表者名
      稲田 佳彦、篠原 陽子
    • 雑誌名

      岡山大学教師教育開発センター紀要

      巻: 14 ページ: 191-205

    • DOI

      10.18926/CTED/66781

    • ISSN
      2186-1323
    • URL

      https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/66781

    • 年月日
      2024-03-29
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 創造性の涵養に資する教科横断型授業の開発―岡山大学教養教育「生活の中の創造性」の実践結果の分析2023

    • 著者名/発表者名
      稲田佳彦,篠原陽子
    • 雑誌名

      岡山大学教師教育開発センター紀要

      巻: 13 ページ: 261-273

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 持続可能な衣生活のための被服管理-学生の環境意識と衣生活の実態-2023

    • 著者名/発表者名
      篠原陽子
    • 学会等名
      日本繊維製品消費科学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 持続可能な衣生活のための被服管理―環境負荷低減意向別洗濯行動の分析―2023

    • 著者名/発表者名
      篠原陽子
    • 学会等名
      日本教科教育学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 創造性の涵養を志向した教科横断型授業の開発2023

    • 著者名/発表者名
      稲田佳彦,篠原陽子
    • 学会等名
      日本教育工学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 「持続可能な衣生活における被服管理―環境負荷低減意向別洗濯用洗剤の選定結果―2022

    • 著者名/発表者名
      篠原陽子
    • 学会等名
      日本教科教育学会48回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] Sustainable clothing care: Laundry detergent selection by university students2022

    • 著者名/発表者名
      Yoko SHINOHARA
    • 学会等名
      International Federation for Home Economics,XXIV WORLD CONGRESS,USA
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 着装と心理的健康の繋がり-心理的アプローチによるプロジェクト学習の実践-2022

    • 著者名/発表者名
      小畑千晴,篠原陽子
    • 学会等名
      日本繊維製品消費科学会2022年年次大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 持続可能な衣生活における被服管理―洗濯にかかわる環境負荷認識とAHPによる洗剤の選定―2021

    • 著者名/発表者名
      篠原陽子
    • 学会等名
      日本教科教育学会47回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 教育科学を考える「第7章第4節衣生活の創造と教育科学」担当執筆2023

    • 著者名/発表者名
      編者:小川容子・松多信尚・清田哲男, 分担:篠原陽子
    • 総ページ数
      370
    • 出版者
      岡山大学出版会
    • ISBN
      9784904228777
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 学びを広げる教科の架け橋ー第8章 家政教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学2021

    • 著者名/発表者名
      菊地 章、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科 共同研究プロジェクト(W)研究グループ
    • 総ページ数
      274
    • 出版者
      九州大学出版会
    • ISBN
      9784798502984
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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